部会長シンポの発表資料作成で建設不動産部会開催

8月21日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、建設不動産部会(三上悟部会長)の参加者は、2012年8月8日午後5時から6時30分まで意見交換を行った。

上半期の回顧では労務コストの上昇、慢性的な優秀なマンパワー不足、ブラジルコスト、土地並びに建設コストの大幅な値上がり、受注は好調に推移するもののコスト上昇で収益が圧迫されていることなどが挙げられた。

下半期の展望ではワールドカップ並びにオリンピック、大型の水力発電所の建設、港湾整備や道路建設など今後数年に亘って大型のインフラプロジェクトが目白押しの影響で建設業部門の労働者不足の懸念、公共投資の拡大、加熱するアパート並びにショッピングセンターやホテルの建設、日本の進出企業の増加による工場建設の需要増加、引き続き労務コストの上昇による収益の悪化などが挙げられた。

今後の建設不動産部会の活動方針として、会議所会員への建設不動産の有用な情報の発信、会員相互の結束の強化、他州の同業者との連携、また主な活動予定としてサンパウロ・リオの不動産情報の調査と広報、部会の定期開催による人材不足やブラジルの商習慣の認識などの現状の問題点への具体的取組、パラナ州並びにミナス州の同業者との交流を各州商工会議所を通じて開始することなどで意見交換が行われた。

参加者は三上部会長(戸田建設)、南副部会長(デニブラ)、大滝氏(ホス建設)、藤井氏(CGC GEOTECNIA)、マキオ氏(ENGEMON)、森口氏(STARTS BRASIL IMOBILIÁRIA)、黒木調査員(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

左から南副部会長(デニブラ)/三上部会長(戸田建設)(Foto: Rubens Ito / CCIJB)

左から大滝氏(ホス建設)/藤井氏(CGC GEOTECNIA)

左から森口氏(STARTS BRASIL IMOBILIÁRIA)/マキオ氏(ENGEMON)

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