野口総領事講演会に出席

 9月24日(火)19時、ジャパンハウスで財界や日系人の要人を招いて野口 泰 在サンパウロ総領事が日伯関係及び東アジア情勢をテーマに講演を行った。

 米中貿易摩擦、英国のブレクジット(EU離脱)、中東情勢の先行きが見渡せない中で世界は今、東アジア情勢の動きに注目、時宜にかなった講演会に約170人が殺到した。会議所からは平田事務局長が参加した。

日伯関係の主なテーマ: 日伯首脳会議、アマゾン森林火災、ベネズエラ難民の周辺国への流入、第9回日伯賢人会議(4月)、ブラジルの巨大な貿易相手国である中国、2016年テメル政権下発足の日伯インフラ会合、第22回日伯経済合同委員会(7月末)、他国に劣後しない日メルコスールEPA早期交渉(日本にとって最後のメガEPA)、第4回日伯農業・食料対話(8月末)、ブラジルの日本進出企業推移およびメキシコとの比較、日本からの直接投資の推移、日伯両国間の貿易高(輸出入)の推移、JBICによる日本企業の投資したい国別ランキング、日系社会110周年と皇室来伯、日系4世ビザ(新システム)、現在と将来の日系社会110+10、在日ブラジル人に対する支援、帰伯子弟支援、30年に及ぶ出稼ぎの歴史、20以上の当地県人会がジャパンハウスを活用して各県のプロモーションを実施、都道府県人会連合会主催の日本祭りの経験をブラジル各地の日本祭り運営者との間で共有するイベントもジャパンハウスで実施、ジャパンハウス入館者数(17年5月開館後170万人)、ジャパンハウスでウォッシュレット・宮崎県産和牛紹介・北海道の雪だるま展示会、東アジア情勢における日本にとっての中国の重要性、北朝鮮問題、日米同盟を基軸にした地域の安定と発展、平和に日本が積極的に貢献していることなどを説明。

質疑応答も活発に行い講演会は21時に終了した。

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