電気電子部会(松田雅信部会長)は2月15日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために2011年1月26日午後5時から6時30分過ぎまで10人が参加して開催された。
2010年の回顧としてワールドカップ開催による好調な薄型テレビの販売並びにその後の劇的な単価の減少、BtoB関連の輸入販売、アマゾン河水位低下による物流混乱、マナウス港湾で頻発する事故の影響、人件費の高騰、好調に推移した自動車関連製品、レアル高の為替の影響、家電量販チェーンの寡占化、白物家電向け工業製品税(IPI)減税などが話題となった。
今年の展望として金利・為替政策の影響、インフレ、過熱気味の内需、業務効率の改善、航空運賃の動向、設備投資、コストダウンの必要性、ITシステム投資、資金繰り、ブラジルコストや人材確保など企業経営に難点も多いが、二桁台の売上予想も多く、また国内経済は好調に推移すると予想している。また今年の部会活動として製造業に厳しい投資環境整備に関するセミナーや政府への働きかけなどについても意見交換が行われた。
参加者は松田部会長(パナソニック)、三好副部会長(プリモテック21商工)、篠原副部会長(パナソニック)、綿貫氏(村田製作所)、田島氏(サンヨー)、山口氏(ソニー)、ミゲル・ススム・ジョー氏(TDK)、カルロス・マルオカ氏プリモテック21商工)、加藤領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長
業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見交換
業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見交換
左から三好副部会長(プリモテック21商工)/松田部会長(パナソニック)