食品部会(藤江 太郎部会長)は、2016年1月19日午後4時から6時まで19人が参加して開催、初めに今年の部会運営体制の変更として選任された西裏 昌弘副部会長(NHフーズ・ブラジル)並びに山村 嘉宏副部会長(三井アリメントス)が挨拶を行い、総務委員会と企画戦略委員会の共催で2016年2月25日に開催される業種別部会長シンポジュームの発表資料作成のために、参加者は自社の2015年の回顧と2016年の展望を発表、ドル高の為替による輸入コストの上昇、嗜好品の買い控え、サンタ・カタリーナ州産豚肉の品質評価、日本向け牛肉加工品並びにブラジルへの牛生肉解禁、日本側のブロイラー在庫過多、TPP締結における将来性の予見、北東地域へのコマーシャル強化、ICMS税関連特需効果、天候異変による種子販売の落ち込み、外食産業の積極的な新製品の投入、清酒業界の顧客ニーズの変化、ブランド力の強化、選好価格二極化への対応、富裕層の購買力低下、競合他社の現地生産加速、消費者マインドの更なる悪化、豚肉の日本向け輸出促進などが挙げられた。
また第2回日伯農業・食糧対話開催について、在ブラジル日本国大使館の光廣政男二等書記官は、議題案として開催日時・場所、日伯の出席者、ブラジルへも投資環境の改善・整備、穀物輸送インフラ改善・マトピバ地域農業開発、ブラジルでの日本食普及、日本食及び日本企業のPRのためのレセプション開催、日本企業の関心の高い施設の選定、アンケート調査協力などについて説明、藤江 太郎部会長は、在クリチーバ日本国総領事管轄区の2016年の日本祭り関連イベントへの食品部会関連企業の参加案内、2016年度の食品部会活動方針について説明、また天谷浩之アドバイザーは、食品部会関連の政策対話委員会の更なる投資実現に向けた行動計画AGIRについて説明した。
参加者は藤江部会長(味の素)、山村副部会長(三井アリメントス)、西裏副部会長(NH FOODS)、秋元氏(キッコーマン)、樫村氏(高砂香料)、 石嶋氏(ヤクルト)、美馬氏(ヤクルト)、大塚氏(JT International)、山口氏(フジオイル)、タケイ氏(兼松)、宮内氏(丸紅)、小林氏(東山農産)、遠藤氏(ナガセ)、光廣二等書記官(日本大使館)、藍原副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、天谷アドバイザー、吉田調査員、大角編集担当
左から藤江部会長(味の素)/西裏副部会長(NH FOODS)/山村副部会長(三井アリメントス)