4月の労働問題研究会に32人が参加して開催

企業経営委員会(林恒清委員長)の労働問題研究会が2010年4月14日午後4時から6時まで32人が参加して開催、司会は破入副委員長、山内副委員長が担当した。

初めにErnst & Young Auditores Independentes社の労働・社会保障部門のラウロ・アゼベード・レイテ顧問マネージャーが「災害予防ファクター(FAP)に対する反論事項」と題して、社会保障院(INSS)の年々増加する赤字を軽減並びに企業の労働環境改善が目的で、企業に労働事故によるINSSの支出の一部を負担させるためにFAP制度が始まったと説明した。

ブラジルの労働事故件数は世界3位、特に建設業界の事故が目立って多く、また大都会から離れた奥地の労働環境が悪く、安全に対する啓蒙が不十分な点やFAPのコンセプトや計算方法なども説明した。

続いてUnião Log Assessoria em Comércio em Comércio Exterior Ltdaのパウロ・リマリオ氏は「ドローバック(Drawback):操作の基本原則」と題して、輸出奨励策の一つとして輸出した製品に使用した原材料や部品を免税で輸入できるシステムであると説明、また利用ファクター、ドローバックに適用される材料や除外される輸入品などについても説明した。

左から講師のパウロ・リマリオ/氏ラウロ・アゼベード・レイテ顧問マネージャー/山内副委員長/破入副委員長 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

熱心に講師の話に聞き入る32人の参加者


 

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