昨年7月、RS州からタルソ ゼンロ州知事、マウロ ニジニッキ開発投資促進局長、マルセロ・カルバーリョ・ロペス南部開発銀行(BADESUL)頭取等、総勢10人が定例昼食会に参加、同知事が投資誘致に関し講演を行ったが、今年10月、同州には三菱重工業株式会社、今治造船株式会社、株式会社名村造船所、株式会社大島造船所および三菱商事株式会社の5社連合が、ブラジルの大手造船会社エコビッ クス-エンジェビックス社(ECOVIX-Engevix Construções Oceânicas S.A.:エコビックス社)に資本参加を発表した事に続き、Hondaのブラジルにおける風力発電事業会社であるホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダが同州のシャングリラ市に風力発電拠点の着工記念式典を挙行する等、投資が活発化して来ている。
11月4日、平田事務局長は同州からの強い訪問要請に応え、開発投資促進局を表敬訪問、マウロ ニジニッキ開発投資促進局長、マルセロ・カルバーリョ・ロペス南部開発銀行(BADESUL)頭取他4人の関係者と同州の重点投資分野やその動向、また既進出企業の活動状況および支援策等について意見交換を行った。
TDK-Epcosグラバタイ工場の総責任者のアドン氏、サンパウロTDKのミゲル社長、又在ポルトアレグレ出張駐在官事務所、事務所長の後藤猛領事も意見交換会に参加した。同日午後から平田事務局長はマルセロ頭取とTDK-Epcosのグラバタイ工場を視察訪問。なお翌5日、平田事務局長は同州で1959年から操業している会員企業のKurashiki(サプカイア工場)および5年程前に進出した大塚ケミカルブラジル(ノボハンブルグ工場)を表敬訪問した。
<以下はニジニッキ局長よりメールにて頂いた現地紙記事の日本語訳>
グラヴァタイ市で日本(の企業)グループが生産を拡大
リオ・グランデ・ド・スル州のマウロ・ニジニッキ投資促進・開発局長は昨日、ブラジルTDKグループのミゲル・ススム・ジョー社長を迎えて会談した。会談で同社長は、TDKコーポレーションの世界戦略と、グラヴァタイ市でのコンデンサー工場拡張計画を発表した。
同社の1800万レアルの投資により、生産規模は15%拡大し、150人の雇用が創出される。ジョー社長は、同社が、環境配慮したクリーンな生産活動をコンセプトとして採用しているパイオニア企業であることを強調した。また、マウロ・ニジニッキ局長は、地元企業との協力と、工場用地の購入によって、リオ・グランデ・ド・スル州経済界へのアジアの一国からの参加を強化して、「生産拡大計画を支援して行き、リオ・グランデ・ド・スル州の工業界で日本企業の存在感を高めてほしい」と語った。
同会談には、サンパウロのブラジル日本商工会議所の平田藤義事務局長、在ポルト・アレグレ出張駐在官事務所長の後藤猛領事、グラヴァタイ市に拠点を置くブラジルTDK‐Epcos社のジョゼ・アドン・ハース社長も、参加した。(2013年11月5日Jornal do Comércio紙掲載)
TDKが工場拡張計画を発表
リオ・グランデ・ド・スル州政府のマウロ・ニジニッキ投資促進・開発局長は昨日、ブラジルTDKグループのミゲル・ススム・ジョー社長を迎えて会談した。会談で同社長は、TDKコーポレーションの世界戦略と、グラヴァタイ市でのコンデンサー工場拡張計画を発表した。
同社の1800万レアルの投資により、生産規模は15%拡大し、150人の雇用が創出される。
マウロ・ニジニッキ局長は、「生産拡大計画を支援して行き、リオ・グランデ・ド・スル州の工業界で日本企業の存在感を高めてほしい。」と語った。(2013年11月6日Correio de Gravataí紙掲載)



会合の模様。左側は上からマリエラ・クレー開発投資促進局官房室長、マウロ・ニジニッキ開発投資促進局長、マルセロ・カルバーリョ・ロペス南部開発銀行(BADESUL)頭取 (Foto: Jean Peixoto/Especial SDPI)








