11月の懇親昼食会に110人が参加して開催

11月の懇親昼食会は、2019年11月22日正午から午後2時過ぎまでマクソウドホテルにに110人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストとして、ロドルフォ・ヴィジャルバ氏 CEMA大学教授/Fructus Management社パートナー並びに布瀬雅義 2025年日本国際博覧会協会審議役(国際担当)が紹介された。

村田俊典会頭は11月常任理事会報告として、先ほど開催された常任理事会並びに臨時理事会で2020年の会議所活動並びに組織変更として、日本の中小企業誘致やイノベーション分野への取り組みについて常任理事会で討議、今年4月からイノベーション研究会は開始、日本企業にとって重要なテーマであり、日本企業の活動活性化やブラジルの産業競争力強化、日伯経済連携の強化に向けての重要課題分野で、その重要性を鑑み既に設置されているイノベーション研究会を委員会へ格上げ、また同時にイノベーション分野への取り組みも兼ねる形で、この度「イノベーション・中小企業」委員会を設置。

また、政策対話委員会の活動を日伯経済交流促進委員会に吸収、全地域会議所連携強化委員会の活動を日伯交流委員会に吸収する形で統廃合。1月の新年会では各委員長から所信表明をしてもらう。JICAの北岡伸一JICA理事長が来伯、ブラジル産業界への協力として会議所はJICAとタイアップして中小企業誘致に取り組んでゆく。12月12日は官民合同会議開催、各商工会議所は今年の活動報告並びに来年の活動方針発表などを報告した。

野口泰総領事はサンパウロ総領事館からのご報告として、初めに治安関係の注意事項として、ネットショッピングやATM利用でのスキミング被害、11月11日にバンデイランテス宮殿で開催された国際治安セミナー、我が国政策発信/日本外交政策関係では、9月24日、ジャパンハウス サンパウロで日伯関係-東アジア情勢講演、9月30日,Expo Center Norteで長寿博覧会+フォーラムで日本の人口減少・超高齢化社会克服の取組を説明。11月4日,ジャパンハウス サンパウロでブラジルにおける日本の国際協力60周年記念イベント。11月7日,総領事公邸で「こどものその」との贈与契約署名式 (草の根・人間の安全保障無償資金協力)。

ジャパンハウスで10月26日から浦沢直樹展-漫画という芸術展。11月13日からインターナル・ライン(塩田千春)展。9月21日、日系社会 ピオネイロ学園(赤間学園)創立60周年記念式典。9月21日,文協で第48回国際民族舞踊祭。9月22日,宮城県人会会館で和歌山県人会創立65周年記念式典。10月22日,クルービ・シルクロ・ミリタールで当地日系団体主催天皇陛下御即位祝賀会。10月26日,文協でプロジェクト・ネットワーク(帰伯日系人子弟ネットワーキング)。11月2日,サンパウロ州プロミッソン市でプロミッソン灯籠流し。11月8日,南マット・グロッソ州ドウラードス市で第18回ドウラードス日本祭り。11月9~10日,文協でCIATE コラボラドーレス会議。11月17日, 愛知県人会館で長野県人会創立60周年記念式典開催予定などを説明した。

連絡事項として、ウーゴ・アマノ監事は11月6日に開催された2019年第3四半期の業務・会計監査の報告として、監事会からウーゴ・アマノ監事(BDO Brazil)、フェルナンド・セイジ・ミハラ監事(Stüssi-Neves Advogados)、佐藤マリオ監事(Global Link Consultoria)、財務委員会から福元信義委員長(Banco MUFG Brasil)、松本 智仁 副委員長( 丸紅ブラジル)、Orgatec (Organização Técnica Contábil)のKarina Mascaros Knirsch氏、 Laís Dutra Hatya氏が参加。監事会は、「2019年の第3四半期の会議所の業務遂行と会計処理は適正であったこと」を承認したことを報告した。

長野昌幸 異業種交流委員長は、異業種交流委員会主催 松尾伊津香さん講演会について、11月27日午後6時から疲労回復で有名な松尾伊津香さん講演会では、日本初の疲労回復専用ジムZEROGYMを立ち上げ、現在は千駄ヶ谷店、新宿店、サンパウロ店の三店舗を展開。講演会では企業向けのプログラム紹介。参加者10名に本の贈呈などを説明した。

新入会員紹介では、WTE TRANSPORTES E SERVIÇOS LTDAのWilson Shiguetoshi Kodama氏は、ドライバー有無部門で様々なサービや装甲された防弾車両のオプション提供。ブラジル軍発行の装甲認証取得などを紹介。ROBERT WALTERS BRASIL LIMITADA のAya Yokoyama氏は、3度目のブラジル勤務。2010年のブラジル支社設立、4部門に分けてのマネージャーやエグゼクティブなどの人材紹介を説明。村田会頭から会員証が授与された。

Ricardo Kakeshita氏は、11月30日にブルーツリーホテルで開催されるJCI主催第4回 ブラジリアンマインド「Brazilian Experience Day」を説明。Blue Tree Hotels のAkemi Uchimura氏は、1月1日午後1時からブルツリープレミアムパウリスタホテルで開催される2020年ブルーツリーホテル新年会での日本料理大使の白石テルマ シェフェによる第13回おせち料理について紹介した。

布瀬雅義 2025年日本国際博覧会協会審議役(国際担当)は、2025年大阪万博について、1年前のタイでの投票で2025年の万博は大阪に決定、私のミッションは各国の大阪万博への招待であり、アメリカ大陸とヨーロッパを担当、今回の訪伯はペルーでのPR並びに2005年の日本国際博覧会に参加していないブラジルに対して大いにPRしたいと強調、大阪万博には2800万人の参加が予想されており、前回1970年の大阪万博はアジアでの初めての開催で、20世紀で最も成功した万博と云われている。17テーマでSociety5.0 による人間の生き方を支えてゆく問題解決について説明。またブラジルの大阪万博参加への後押しの協力を依頼した。

Fructus Management社パートナーのロドルフォ・ヴィジャルバ氏 CEMA大学教授は、素晴らしい日本語で「新ペロン体制下に於けるダイナミックなアルゼンチン経済と政治」について、2002年から2015年まで13年間続いたペロン党急進派のポプリズムで財政支出は上昇の一途を辿っていたが、2015年に当選したマウリシオ・マクリ大統領は、財政赤字削減政策の導入でGDP比5.0%以上削減。プライマリー収支の黒字化。僅か20%の正規雇用労働者が4500万人の国民を支えている。アルベルト・フェルナンデス元首相の大統領当選による新経済政策発表の様子見であるが、新政権での財政赤字でインフレ上昇懸念。

またロドルフォ・ヴィジャルバ氏は、アルゼンチンの通貨供給量と外貨準備高の推移、資産と負債の関係分析、為替レートと外貨準備高、700ポイントであった今年8月のカントリーリスクは10月に2000ポイント上昇でデフォルトレベル、国際通貨基金(IMF)との負債返済の折衝、アルゼンチン政府の有利子負債の内訳及びGDP比の推移、アルベルト新大統領とクリスティーナ副大統領の政治思想の違い、権力の均衡、アルベルト新大統領の市場経済に対するクリスティーナ副大統領の社会市場経済コンセプトの違い、新政権による米国並びにブラジル、メキシコとの関係などについて説明して講演を終え、村田会頭から布瀬雅義 2025年日本国際博覧会協会審議役並びにロドルフォ・ヴィジャルバ氏 CEMA大学教授に記念プレートが贈呈された。

Pdf「新ペロン体制下に於けるダイナミックなアルゼンチン経済と政治」Fructus Management社パートナーのロドルフォ・ヴィジャルバ氏 CEMA大学教授

詳細お問い合わせ先:
Fructus Capital Management
rvillalba@fructuscaptial.com.ar 
vparmakopp@fructuscapital.com.ar  

村田俊典会頭

野口泰総領事

布瀬雅義 2025年日本国際博覧会協会審議役

Fructus Management社パートナーのロドルフォ・ヴィジャルバ氏 CEMA大学教授

Fujiyoshi Hirata, Masayoshi Fuse, Rodolfo Gabriel Villalba e Atsushi Okubo

Shingo Sato, Masayoshi Fuse, Atsushi Yasuda e Fujiyoshi Hirata

Masayoshi Fuse e Rodolfo Gabriel Villalba com a placa de agradecimento da Câmara entregue pelo presidente Toshifumi Murata

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

11月昼食会の録画ビデオ(クリックしてご覧下さい)

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https://camaradojapao.org.br/jp/?p=46665