13人が参加して電機・情報通信部会開催

電機・情報通信部会(髙田 正純部会長)は、2019年8月9日午後3時から5時まで13人が参加して開催、初めに二宮康史 企画戦略副委員長(ジェトロ・サンパウロ)が日本メルコスールEPA準備タスクフォースについて、日系進出企業への影響として自動車部会や機械金属部会、電機・情報通信部会企業の懸念される影響などについて説明、また今月22日に開催される業種別部会長シンポジウム発表資料作成のため、参加者は自社の今年上期の回顧並びの今年の展望、副題:「成長への期待、変化への対応」について発表した。

今年上期の回顧では、少ない公共事業入札、アジアからの並行輸入、韓国勢のシェアアップ、レアル安の為替にも関わらず、価格転嫁できない。付加価値製品の市場投入、好調な白物家電販売、韓国勢との熾烈な価格競争、アルゼンチンの為替危機による自動車輸出減少、レアル建て輸入によるリスク軽減、民間企業の投資凍結、ソルーションサービス事業拡大、人材コストカットなどが話題となった。

今年下期の展望では、年金改革の進展に期待、為替変動対策、景気動向に合わせた在庫調整、EUメルコスール締結の影響、相次ぐ鉄鋼メーカーの高炉改修工事、セキュリティ対策強化、クラウドやIoTの利用拡大、IT投資プロジェクトの延期、B2B事業分野の投資回復、ソリューションパートナー開拓、米国金利減少の影響などが挙げられた。

副題の「成長への期待、変化への対応」では、年金改革や税制改革進展、アルゼンチンの大統領選の行方注視、韓国に対する輸出規制強化の影響、日メルコスールEPA促進、個人情報保護、マナウスフリーゾーンの税制問題などが取り上げられた。

参加者は高田部会長(NEC)、日比副部会長(ソニー)、田島副部会長(パナソニック)、水谷氏(三菱電機)、三好氏(日立サウスアメリカ)、二宮氏(ジェトロ)、水守氏(NTT)、吉澤氏(NTT DOCOMO)、井上氏(UBIK)、上田領事(サンパウロ総領事館)、渡邊副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から田島副部会長(パナソニック)/日比副部会長(ソニー)/高田部会長(NEC)/二宮氏(ジェトロ)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=46215