130人が参加して10月の懇親昼食会開催

10月の懇親昼食会は、2017年10月20日正午会ら午後2時過ぎまでインターコンチネンタルホテルに130人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに10月10日に死去された2003年から2007年まで商工会議所会頭を務めた田中信元会頭に対して、参加者は1分間の黙祷を捧げた。

特別参加者として野口 泰新 在サンパウロ日本国総領事館総領事、安西 圭 Everis Spain取締役/NTTデーター EMEA・中南米事業本部部長、NTTコミュニケーションズ マネージドセキュリティサービス推進室の竹内 文考室長が紹介された。

会頭挨拶では、松永会頭代理として安田篤副会頭は、会議所活動報告として9月18日、政策対話委員会(粟屋委員長)は、CNIブラジリア本部を訪問、同委員会の労働ワーキンググループ主催で開催する労働法改正セミナーについて、講演者候補のCNI担当官と打合せを行った。 11月から施行予定の労働法改正を前に、ワーキンググループでは、会員企業向けにセミナーを開催する予定で、プログラムや招聘すべき講演者などについて双方意見した。

また同日、政策対話委員会の課税ワーキンググループがCNIとの会合を実施、課税/税務に関する意見交換をした。課税ワーキンググループからは、今年6月に会議所会員企業を対象に行った課税に関するアンケート調査結果とそのフィードバック、また本丸提言として挙げている移転価格税制およびICMS税の改善と税制簡素化について説明を行った。

9月22日、企業経営・地場企業推進委員会(鈴木ワグネル委員長)並びにピネイロ・ネット法律事務所との共催で、ブラジル労働法改正セミナーが同法律事務所大講堂に約200人が参加して開催。 ピネイロ・ネット法律事務所の専門弁護士がブラジル労働法改正について、主に規制モデルや裁判紛争、今後の見通しなどについて講演した。

10月5日、インターコンチネンタルホテルにて政策対話委員会(粟屋聡委員長)と産業競争力強化・中小企業育成ワーキンググループ(竹内パウログループ長)主催の「ブラジル自動車部品裾野産業育成セミナー」が160人参加で開催。主催はブラジル日本商工会議所、ブラジル自動車部品工業会(Sindipeças)、JICA、JETRO。自動車部品のブラジル中小企業におけるビジネス環境改善に向けた数々の施策を主催者、後援者の専門家らがプレゼンや議論を行い、有意義なセミナーとなった。 10月19日、会議所大会議室にて運輸サービス部会(細谷浩司部会長)主催の 「ITトップセミナー」開催。会場満席の70人が参加。 「企業のデジタル・トランスフォーメーション」、「経営視点から考える日本企業の情報セキュリティ―」、「IoT(モノのインターネット)最新動向と導入事例」などをテーマにNTTグループの専門家が講演した。

野口新総領事は、着任挨拶で先週金曜日に着任、早々に日系五団体から歓迎会を開催してもらってプレッシャーを感じているが、任務を全うしたいと述べた。野口新総領事は1990年に外務省に入省、スペインで2年間語学研修、米国やペルーで勤務、2009年から2年間、内閣官房国家戦略室で勤務して社会経済インフラ、輸出、EPAなどに携わった。

2年前まで中南米局中米カリブ課長としてメキシコで自動車関連で支援していたが、ブラジルでもビジネス支援をしたいと述べた。日本企業の海外進出支援、現地の治安状況の発信。日本政府は交番制度でブラジルの治安に貢献。サンパウロ州からブラジル全土に拡大、エルサルバドルやグアテマラでも交番制度を採用。インフラ輸出でビジネス促進支援。日系社会への支援。ジャパン・ハウスでは日本の地方の魅力を新たに海外に発信し今後の持続可能な発信に取り組んでゆきたいと抱負を述べた。

初めに連絡事項で政策対話委員会の粟屋 聡 政策対話委員長は、11月8日にインターコンチネンタルホテルで開催される「ブラジル労働法改正に関するセミナー」では、11月11日から施行される改正労働法について全国工業連合(CNI)のスペシャリストがパネルディスカッションを開催。「eSocialセミナー」は11月21日に午後2時からマクソウドホテルで開催を案内した。                              

代表者交代では、FUJIFILM DO BRASIL LTDAの友納 睦樹社長は、急遽シンガポールに赴任が決定したが、2006年8月のサンパウロ勤務後はブラジル景気悪化に伴ってリストラばっかりしていたが、ようやく経済リセッションから抜け出して景気回復基調になったら皆様とお別れになったと落胆していた。後任の 田川 伸社長は、2014年からコロンビアに勤務していたが、急遽ブラジルへの転勤を命じられた。ブラジルで社長業が務まればどこに行っても通用するので経済セミナーなどに積極的に参加して勉強したいと結んだ。

TOYOTA DO BRASIL LTDA.の平川 広之氏は生産担当で今後は、多忙なチャン社長に替わって会議所代表に就任、また渉外広報委員長として会議所活動に貢献したいと述べた。新入会員紹介ではBBBR SERVIÇOS E DESENVOLVIMENTO EMPRESARIAL LTDA.の倉智 賢昌代表は、ブラジルには21歳で来て14年間に亘って滞在。事業を立ち上げてはつぶして立ち上げてと事業経験は豊富。マーケティングやコンサルタント業をしており、インフラ関連、顔認証カメラ、水回り関係、南米の食材の日本への輸出、12月15日から有名な博多のとんこつラーメンのフランチャイズ店を開店予定で更に拡大を図っていくが、街で見かけたら声をかけてくださいと述べた。

3分間スピーチでは、青年会議所のマルシア・ナカノ会頭とマルセロ・アサムラ氏は、11月6日午後7時からマクソウドホテルで量販店網マガジン・ルイザ社のルイザ・エレーナ・トラジャノ経営審議会会長による講演を案内した。また今井恵美氏は、「Grande Exposição da Arte Bunkyo」について、11月11日及び12日にIACE協会での「XVI Oshibana-e」開催をビデオで紹介。ブルーツリーホテルのアケミ・ウチムラ マネージャーは、今年20周年を迎えたブルツリーホテルで恒例の「お節料理」を新年の1月1日に提供、予約を受け付けていることなどを説明した。                                     

最後にNTT BRASILの矢澤社長は、昨日開催された「ITトップセミナー」の中で、一番関心が高いテーマであった「デジタル・トランスフォーメーション」と並びに「経営視点から考える日本企業の情報セキュリティ」について、講演してもらうと紹介。初めに安西 圭 Everis Spain取締役/NTTデーター EMEA・中南米事業本部部長は、「デジタル・トランスフォーメーション」について、企業のデジタル化の概念について説明、世界の大企業のCEO対象のアンケート調査では、企業の成長に次いでIT関連が重要な関心ごとであり、デジタル技術の活用方法やデジタル・トランスフォーメーションに関心が高い。直近3年間の企業の投資ではIT Digital Capabiliteiesがトップを占め、ITリテラリティの有無で関心領域で大きな違いが発生。デジタルに不可欠な3大要素、IoT AIの進化と今後の予想デジタルを取り巻く環境の変化などについて説明した。

NTTコミュニケーションズ マネージドセキュリティサービス推進室の竹内 文考室長は、「経営視点から考える日本企業の情報セキュリティ」と題して、初めにデジタル・トランスフォーメーションの光と影として、変化に伴う顕著化するリスク、組織的な外部からの攻撃、ビッグデーター解析/AI、内部不正、社会インフラや重要システムの事故事例として、2015年7月のコネクテッドカ―の遠隔操作、2015年12月のウクライナで発生したマルウエア観戦による大規模停電、2016年11月のSF地下鉄システムハッキング、2017年5月のWannaCryが世界的規模感染、ネット社会で加害者になるリスク、情報漏洩時に発生するコスト調査結果、サーバーセキュリティのパラダイムシフト、グループ経営を守るリスクマネージメント、情報セキュリティガバナンスモデル、SIEMによるビッグデーター改正による巧妙な攻撃の可視化、SIEMの有効性、被害最小化のためのインテリジェンスの共有と連携防御、リスクマネジメント強化策のポイントなどについて説明して講演を終え、安田副会頭から記念プレートが贈呈された。  

Pdf「デジタル・トランスフォーメーション」 安西圭Everis Spain取締役/NTTデータ EMEA・中南米事業本部部長(2017年10月19日)

Pdf「経営視点から考える日本企業の情報セキュリティ」 NTTコミュニケーションズ マネージドセキュリティサービス推進室の竹内文考室長(2017年10月19日)

野口 泰新 在サンパウロ日本国総領事館総領事

NTTコミュニケーションズ マネージドセキュリティサービス推進室の竹内 文考室長

安西 圭 Everis Spain取締役/NTTデーター EMEA・中南米事業本部部長

安田篤副会頭

Atsushi Yasuda (vice-presidente da Câmara), Yasushi Noguchi (cônsul-geral do Japão em São Paulo) e Fumitaka Takeuchi (vice-presidente do Grupo de Trabalho de Serviço de Segurança 
Gerenciado, Planejamento Corporativo, da NTT Communications Corporation)

Fumitaka Takeuchi (vice-presidente do Grupo de Trabalho de Serviço de Segurança 
Gerenciado, Planejamento Corporativo, da NTT Communications Corporation), Junsuke Koike (diretor-executivo da Câmara) e Koji Hosoya (presidente do Departamento de Transportes e Serviços da Câmara)

Osamu Matsuo (vice-presidente da Sociedade Brasileira de Cultura Japonesa e de Assistência Social (Bunkyo), Yoshiharu Kikuchi (presidente do Comitê Executivo da Comissão para as Comemorações dos 110 Anos da Imigração Japonesa no Brasil), Renato Ishikawa (presidente do Hospital Santa Cruz), Hatiro Shimomoto (ex-deputado estadual) e Yokio Oshiro (presidente da Aliança Cultural Brasil–Japão – ACBJ).

Fumitaka Takeuchi recebe placa de agradecimento das mãos do vice-presidente da Câmara, Atsushi Yasuda, acompanhados por Kei Anzai e Yoshimoto Yazawa (diretor-presidente da NTT do Brasil Telecomunicações)

Membros da Diretoria e demais autoridades com o cônsul-geral do Japão em São Paulo Yasushi Noguchi e com os palestrantes Kei Anzai e Fumitaka Takeuchi.

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=43532