130人が参加して2月の懇親昼食会開催

2月の懇親昼食会は、2018年2月23日正午から午後2時までブッフェ・コロニアルに130人が参加して開催、平田藤義事務局長が司会を務め、初めに特別ゲストのマルコ・ファラニ上院議会議長室国際関係部長並びにアントニオ・バウマン セアラー州政府国際局長、CZPE企画・省令・監査局レオナルド・ラベロ・デ・サンタナコーディネーター、エジガル・デ・ソウザLins市市長、野口泰在サンパウロ日本国総領事を紹介した。

松永愛一郎会頭は、1月及び2月の会議所活動として、1月23日、インフラワーキンググループは、リオ・デ・ジャネイロ市のBNDES本部で、同ワーキンググループで議論してきているAGIR提言につき、BNDESと意見交換。 同銀行の幹部ら6名と共にインフラ改善に関するざっくばらんな意見交換を行い、今後もブラジルインフラ分野におけるビジネス環境改善について、積極的に会合を開催していくことを確認。

1月31日、課税ワーキンググループ主催の「移転価格税制とOECDに関する説明会」を開催、170人が参加。 CNIやコンサルタント企業より移転価格税制の専門家を招いて、移転価格税制に関するCNIの提言、OECDへの加盟、移転価格税制等について説明。 2月21日及び22日、 小冊子「ブラジル労働法のポイント」の出版に伴い、改正労働法についての説明会開催。 この昼食会で担当の労働ワーキンググループより詳しく紹介、小冊子が参加者に配布されるので活用してくださいと説明。1月16日、経団連日伯経済委員会の大前企画部会長を迎え、日本とメルコスールとのEPAに関する意見交換会開催。 尚、現在、当会議所会員を対象に本件に関するアンケート調査を実施中で、後で大久保企画戦略委員長が詳細を説明。 1月16日、異業種交流委員会主催による元宝塚トップスター麻路さきさんの講演会を開催。ブラジル在住で多方面で活躍中の麻路さんには、宝塚音楽学校時代の数々のエピソードや退団後の活動についてご講演して頂いた。また3月1日(木)午後、2018年上期業種別部会長シンポジジウムがインターコンチネンタルホテルにて開催されるが、それに先立ち、各部会による懇談会開催、今年度の方針やシンポジウムのテーマに沿った意見交換が行われた。 今回の副題は『いま求められる新たな視点は』で後程、小池総務委員長が詳細な説明をすると述べた。

ポルトガル語・英語版会議所活動ビデオを紹介。坂間カロリーナ監事会議長は2017年度第4四半期の会計監査について、2月19日正午から午後1時過ぎまで開催。監事会からカロリーナ・サカマ監事会議長 (PwC)、森重秀一監事(デロイト)、マリオ・サトウ監事(Global Link)、また財務委員会から 讃井 慎一委員長(ブラジルみずほ銀行)並びに 松本 智仁副委員長(丸紅ブラジル)、事務局からは平田 藤義事務局長、日下野 成次総務担当、エレーナ・ウエダ会計担当、久場アレッシャンドレ会計担当補佐が参加。監事会は、「2017年の第4四半期の会議所の業務遂行と会計処理は適正であったこと」を承認した。

小池 淳介 総務委員長は、2018年上期業種別部会長シンポジュムについて、3月1日午後1時から6時までテーマ:「2017年の回顧と2018年の展望」、副題: 『いま求められる新たな視点は』で開催、終了後はカクテルで各部会長との直接の意見交換ができるので参加を呼びかけた。

大久保 敦 企画戦略委員長は、日・メルコスールタスクフォース(JMTF)メンバー組成募集について、企画戦略委員会並びに日伯経済交流促進委員会、政策対話委員会共催による第1回日メルコスールEPAタスクフォース会合は、3月16日午後に開催予定、各部会長にメルコスールタスクフォース(JMTF)メンバー組成への参加協力を要請した。

上床 憲司 政策対話委員会 労働WG労働法ブックレット監修チームリーダーは、日本語並びにポルトガル語の「ブラジル労働法のポイント」出版について、20数人が参加してお互いの経験談や情報を交換。また目的や経緯、苦労した小冊子について説明、また同氏は、「ブラジル労働法のポイント」出版に尽力した壇上のFATOR ASSES E CONSULの佐藤ジルセウ弁護士、 ダグラス・マイア弁護士、政策対話委員会の粟屋聡委員長にお礼を述べた。

着任挨拶では、KAWASAKI DO BRASIL INDÚSTRIA E COMÉRCIO LTDAの阿部 康浩社長は、渡辺前社長の5年半勤務の後をついで昨年9月に着任。83年入社で国内営業と総務を担当、シンガポールでの駐在経験はあるが、中南米ビジネスは難しいと聞いているが、積極的にトライすると強調した。

新入会員紹介では、IKO SERVIÇOS EMPRESARIAIS LTDA.の磯部 則和氏は、PPTを用いて自社生産のCNC工作機械 やロボット、FPD関連製造装置 、半導体関連製造装置を紹介、日本国内の生産拠点及び海外販売拠点を紹介した。

特別スピーチではサンパウロ州リンス市のエジガル・デ・ソウザ市長は、リンス市は、サンパウロ市から400キロメートルに位置、マレシャン・ロンドン街道が貫通しており、パラナ州やボリビアへのアクセスがよく、グアラニー地下水湖の上部に位置し、温泉を抱えるリゾート地として有名であり、3大学を擁する学園都市として有名。牛肉輸出やエタノール、酪農製品が主力で日本企業への投資誘致を促した。

松永 愛一郎会頭の講師歓迎の辞の後、講師のマルコ・ファラニ上院議会議長室国際関係部長は、5年間に亘って在東京ブラジル総領事館ブラジル総領事を務めた同氏は、日系ブラジル人18万人が日本に在住しているが、大卒が多いにも関わらず、多くはオペレーターとして勤務。2,3年勤務して帰国を予定していたにも関わらず、多くは日本に住み続けている。日本も少子高齢化で海外移民を受け入れる方向に変化してきている。4月12日、13日にセアラー州PZE視察やセミナーを開催すると説明した。

アントニオ・バウマン セアラー州政府国際局長は、ZPEセアラーの説明前に1990年代のセアラー州のシロ・ゴメス州知事時代に、YKKはMaracanau工業団地に進出したことを述べた。続いてレオナルド・ラベロ・デ・サンタナCZPE企画・省令・監査・担当コーディネーターは、ZPEセアラーについて、6,000ヘクタール以上の敷地、50億ドルがすでに投資されているペセン輸出特区の製鉄所、Phoenix do Brasil, Vale Pecém, White Martinsが進出。フォルタレーザ港並びにペセン港の輸出の推移、連邦政府並びにセアラー州政府による優遇税制特典、ブラジル全国のZPE分布地図、各セクターの投資などについて説明。また4月12日、13日にセアラー州PZE視察旅行を案内した。最後に平田藤義事務局長は、レオナルドコーディネーター及びパウロ・フクヤ審議会アナリストに対し、商工会議所のZPEセアラー視察旅行の参加者の関心を高め、ZPEセアラーの優位性を提示するために、ZPE及びドローバック制度、フリーゾーンの比較表作成が不可欠であると要請した。また当時の在日東京総領事に着任早々のマルコ・ファラニ総領事は、商用マルチビザの24時間以内の発行を約束して5年間継続して頂いた。今後も継続して日本進出企業へのサポートを約束して頂いており、なんといってお礼を述べてよいかわからないが、参加者に同氏への盛大な拍手をお願いした。

PdfZPE CEARÁ プレゼン資料

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

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