150人以上が参加して9月の懇親昼食会開催

9月の懇親昼食会は、2015年9月11日正午から午後2時過ぎまでインターコンチネンタルホテルに150人以上が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストのジョアン・ライムンド・コロンボ(João Raimundo Colombo)サンタ・カタリーナ州知事、在サンパウロ日本国総領事の中前隆博総領事、サンタ・カタリーナ州政府のカルロス・ヴィルモンド・ヴィエイラ国際局長、エドアルド・オイネギ氏などが紹介、会頭挨拶として村田俊典会頭は今年の会議所活動のトピックスとして、日伯外交関係樹立120周年記念事業として12日にインテルラゴでの花火祭り、南大河州ポルト・アレグレ市で8月31日及び9月1日に開催された第18回官民合同委員会で政策対話委員会の松永委員長によるAGIR活動の報告、300人が参加した日伯経済セミナーでは成功裏に終了したパネルデスカッション、今月3日にブラジリア市で開催された貿易投資促進委員会では村田会頭によるAGIR活動の発表、今後の数々のイベントとして梅田邦夫大使とミナス・ジェライス州訪問、  Parque Ecológico do Tietê公園内での植樹ボランティア活動、日本農林水産省主催のマラニャン州サン・ルイス市において開催される「ブラジル穀物輸送インフラ改善についてのセミナー-農業開発・食品産業の観点から-」、11月の120周年記念「医療セミナー」開催などが続いており、商工会議所の活動が一層活性化されてきていると説明した。

企業経営委員長兼任の新常任理事の鈴木ワグネル理事は、日系企業の役に立つように頑張りますと挨拶、渉外広報委員会の近藤剛史委員長は、村田会頭並びに平田事務局長の強い思いで10年ぶりに商工会議所のパンフレットを更新、パンフレットを開くと会議所活動の概要が解り、もう一回開くと会議所活動が見やすくなっており、今後2年毎に更新予定で会員からのアドバイスを待っていると説明、平田事務局長は、パンフレット更新に尽力した近藤(トヨタ)委員長並びに岐部(UBIK)副委員長、井上(ジェトロ)副委員長、 東(トヨタ)副委員長、佐藤委員(トヨタ)、会議所事務局員にお礼を述べた。

在サンパウロ日本国総領事の中前隆博総領事は、明日12日は準備万端の花火祭りがインテルラゴスサーキット場で開催され、一抹の不安は雨と寒さであるが、日本から著名なバンドや日本各地の名物が味わえるレストランなど出店するので参加を呼びかけた。

3分間スピーチではサンパウロ新聞社の鈴木雅夫社長は、「関西大学ブラジル支部創設」について、アジア・北米やヨーロッパでは各地で校友会を作って交流しているが、ブラジルには関大卒の移住者が4,5人しかいないため駐在員や関大卒の縁者がいれば連絡くださいと説明、中川郷子さんは「カエルプロジェクト」について、2008年のリーマンブラザーズ破綻や2011年の東日本大震災で日本在住の日系ブラジル人の多くの子弟は帰国、中途半端なバイリンガルで就職の機会に恵まれていない人が多いが、バイリンガルとしての強みを生かせる日系企業での就職機会を考慮してほしいと依頼した。

IHI社の能登 靖久氏は、IHI社は1958年にリオ州にイシブラス造船を設立、レシーフェ市のアトランティコ・スール造船所に投資、今後は南部諸州での投資拡大意欲を説明、国際交流基金の深沢陽所長は「日本の前衛美術展開催」について、2016年7月28日から10月9日までリオ市、2016年10月から12月までサンパウロ市内のトミエ・オオタケ美術館で開催予定、中村宏画伯の「砂川5番」、北代省三氏のモービルオブジェ、田中敦子画伯などの作品を展示すると説明、代表者交代では、Avance-Authent社のジルソン・トダ氏が会社の事業紹介としてアウトソーシング、技術者の人材派遣、介護事業、エネルギー事業について説明、また帰国するNGK社の加藤三紀彦社長は3年間勤務、会議所活動では自動車部会並びに異業種交流委員会、カマラゴルフに積極的に参加して人脈つくりに励んで多くの友人ができたことが一生涯の宝になったと説明、後任の田辺宏之氏は8月30日に着任したばかりで時差ボケが続いており、半年前まで鹿児島の生産工場で工場長として勤務、ポルトガル語を一生懸命勉強してもっとブラジルを知りたいと説明した。

新入会員紹介ではFLUXO SOLUÇÕES INTEGRADAS LTDA.のKoitiro Hama氏は、事業としてオートメーションシステム、エンジニアリング、オフショアプラットフォーム関連機械・装置について説明、FOREST KK DO BRASIL LTDA. のIvan R. Yamasaki氏は、静岡県磐田市に本社を置き、従業員は78人、木材塗装、人材派遣、アウトソーシング事業について説明、TAKARA BELMONT PARA AMÉRICA DO SUL INDÚSTRIA E COMÉRCIO DE MÓVEIS LTDA.の 粟嶋 裕氏は、医療機器関連の製造販売、特にベッドや機能椅子や歯科医向けの椅子の輸入販売を手掛けていると説明、TORATA INDÚSTRIA E SERVIÇOS DE CROMAGEM LTDA.のYoshitaka Torata氏は、16年前から自動車向けの金型生産、2011年から溶接事業も開始と説明してそれぞれ会員証を村田会頭から授与された。

ジョアン・ライムンド・コロンボ(João Raimundo Colombo)サンタ・カタリーナ州知事の講演に先立ってカルロス・ヴィルモンド・ヴィエイラ国際局長は、約200 年前、江戸に向かう途中で難破した石巻の「若宮丸」が漂流後ロシアに漂着し、そのうち4 人がロシア軍艦に乗船し、1803 年12 月にフロリアノーポリスに修理のために寄港、日本人がブラジルの土を踏んだ最初の州であり、最も古い兄弟であるのでサンパウロ州を忘れてサンタ・カタリーナ州へ投資してくださいと笑わせた。

「ワクチン接種を伴わない口蹄疫フリーの地域」のサンタ・カタリーナ州では豚肉輸出開始、ブラジル国内では教育ランキング第2位、平均寿命第1位、文盲率の低さ第2位、人間開発指数(HDI)第2位、製造加工業従業員割合全国第1位、製造加工業は全国第3位の雇用創出産業など投資環境が整っており、更に投資に対する税制インセンティブ、またパルプ・皮革、セラミック製品などレアル安で輸出が拡大、現在のブラジルはいろいろな規制強化、複雑化で投資環境を阻害しているが、同州では積極的に税制インセンティブ制度を導入して企業誘致を行っており、最先端技術を擁している日本企業のパートナーに求めていると説明した。

ジョアン・ライムンド・コロンボ(João Raimundo Colombo)サンタ・カタリーナ州知事は、日本とのパートナーシップでは50年前に日本の協力でリンゴ栽培を開始したが、今ではリンゴ栽培ではブラジルトップの地位を確保、またサンタ・カタリーナ州上下水道公社との間で「サンタ・カタリーナ州沿岸部衛生改善事業」を対象に円借款貸付契約、サンタ・カタリーナ州と青森県州友好関係成立宣言の調印、林業技術専門家の派遣などについても説明、講演後は村田会頭から記念プレートが贈呈、平田事務局長はサンタ・カタリーナ州のジョイン・ヴィーレ市では会社設立に僅か1週間を要するだけであり、電動モーター製造では世界的な企業もあり、是非サンタ・カタリーナ州に投資をしてくださいと説明した直後に間髪を入れずにカルロス・ヴィルモンド・ヴィエイラ国際局長は、平田事務局長をサンタ・カタリーナ州の宣伝専属タレントとして契約すると参加者を笑わせた。

左からジョアン・ライムンド・コロンボ州知事/村田俊典会頭

左からジョアン・ライムンド・コロンボ州知事/カルロス・ヴィルモンド・ヴィエイラ国際局長

Takahiro Nakamae, cônsul-geral do Japão em São Paulo, Motoo Uchiyama e Atsushi Yasuda, diretores-executivos da Câmara

Wagner Suzuki, Tomoyoshi Egami e Ichiro Amano, diretores-executivos e vice-presidente da Câmara

Presidente da Câmara, Toshifumi Murata, faz entrega de placa de agradecimento ao governador
João Raimundo Colombo (c). À direita, o secretário-executivo de Assuntos Internacionais, Carlos Adauto Virmond.

Membros da Diretoria e demais autoridades com o governador João Raimundo Colombo

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

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