2月の懇親昼食会は140人が参加して開催

懇親昼食会は、2020年2月21日正午から午後2時過ぎまでマクソウドホテルに140人が参加して開催、進行役は平田が務め、初めに特別参加者として田中 直毅CIPPS(国際公共政策研究センター)理事長、Hector Kenzo Horiuti Kitaharaサンパウロ税関次長並びにGeorgia Ibañez Pavarini郵便・運送貨物担当(ブラジル連邦歳入庁)が紹介された。

Naoki Tanaka, presidente do CIPPS (Center for International Public Policies Studies
(Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

Hector Kenzo Horiuti Kitahara, delegado-adjunto da Alfândega da Receita Federal do Brasil em São Paulo

Georgia Ibañes Pavarini, chefe do Serviço de Remessas Postais 
e Expressas (SERPE), da Alfândega da Receita Federal do Brasil em São Paulo

続いて村田俊典会頭は、2月の常任理事会報告として3月の理事会での2020年度の予算承認に向けて予算取りをしており、今年の会員費はインフレ上昇分で調整、会議所活動として日メルコスールEPA締結に向けて日本政府に一丸となって要請、来泊する日本政府関係者にEPA締結の重要性を説明。また今朝はイノベーション・中小企業委員会のキックオフミーティングを開催。来月の懇親昼食会で大久保委員長から説明すると報告した。

Toshifumi Murata, presidente da Câmara

野口泰総領事は、《サンパウロ総領事館からのご報告》として、日系農業者等連携強化会議(宮城県人会館,1月31日)、アウタパウリスタ日本人会連合会総会(バストス,1月26日)、ジャブチカバウ市訪問(1月31日)、日系国際スポーツ親善大会(コンフラ,2月13~16日),第2回日本祭り関係者シンポジウム (3月14-15日エクスポ・サンパウロ開催)、ジャパンハウスでは、川俣正氏『コンストラクション』展(2月4日~4月12日)、『夢に見た日本』展(2月17日~4月26日)を開催予定。日本企業支援として、邦人安全セミナー(サンパウロ日伯援護協会,1月28日)、第9回中南米日系社会との連携調査団(2月第1週)、国費留学生帰国報告会(ジャパン・ハウスサンパウロ,2月6日)、その他令和元年秋叙勲伝達式(総領事公邸,2月18日)、天皇誕生日祝賀レセプション(総領事公邸,2月20日)について説明した。

Yasushi Noguchi, cônsul-geral do Japão em São Paulo, durante relato das principais atividades e eventos do Consulado

連絡事項では、二宮正人監事会議長が2019年第4四半期の業務・会計監査について2020年2月5日正午過ぎから午後1時過ぎまで開催。監事会からウーゴ・アマノ監事(BDO Brazil)、幕田潤監事(TozziniFreire Advogados)、佐藤マリオ監事(Global Link Consultoria)、財務委員会から福元信義委員長(Banco MUFG Brasil)、木阪 明彦副委員長(Banco MUFG Brasil) 、松本 智仁 副委員長( 丸紅ブラジル)、Orgatec (Organização Técnica Contábil)のEduardo Hidaka氏、Laís Dutra Hatya氏が参加。事務局から2019年第4四半期の現金預金並びに有形固定資産、収入、支出などの財務諸表とその詳細について説明。それに対する監事会側からの質問やアドバイスなど受けた。最後に監事会は、「2019年の第4四半期の会議所の業務遂行と会計処理は適正であったこと」を承認。監事会は慣例に従い各四半期を締めた後3ヶ月おきに開催され、事務局からは平田 藤義事務局長、日下野成次総務担当、エレーナ・ウエダ会計担当、久場アレッシャンドレ会計担当補佐が参加した。

また2020年上期業種別部会長シンポジウムについて、讃井慎一 総務委員長は、同シンポジウムは総務委員長並びに企画戦略委員会共催、テーマは2019年の回顧並びの2020年の展望、副題:「ビジネス環境改善に期待、いま為すべきこと」で、各部会長が今後のビジネスに参考となるトピックスを披露するので奮って参加してほしいと要請した。

新入会員紹介では、SP Moving Service社の橋本春樹代表は、事業の柱として 国際及び国内引越し(航空便/海上便) 、市内引越し 、再輸出免税手続き ・国際貨物輸出入(航空便/海上便)・輸出入通関業務代行/コンサルタント・陸上輸送などについて説明、村田会頭から会員証が授与された。

3分間スピーチでは、Blue Tree Hotelsの内村明美さんは、3月22日午後1時からブルーツリープレミアムパウリスタホテル開催される「ひな祭り」は、和楽器、甘酒、てまり寿司、着付け体験ができ、収益の一部は希望の家に寄付されると説明。「Santa Cruz病院からのお知らせ」として、瑞宝中綬章を受章した二宮正人氏は、1月28日の理事会で承認されたSanta Cruz病院の新体制として病院長にマルセロ・ツジ氏が就任、テクニカルダイレクターに長谷川医師の就任を紹介。平田事務局長は7月の懇親昼食会での講演を招待した。代表交代ではNGK社の田辺代表は、サンパウロに4年間勤務、3月上旬に帰国するが、サンパウロ勤務ではかけがえのない貴重な経験をした。ポテンシャルのあるブラジルに期待していると述べた。後任の出岡代表は、海外勤務は初めてあるが、ブラジルに貢献したいと述べた。

サンパウロ税関局のエクトール・キタハラ次長とブラジル連邦歳入庁郵便・運送貨物担当ジョルジーナ・パヴァリーニ氏は、「国際郵便の変更」について、今年1月1日から外国から送付される国際郵便は,個人登録番号(CPF)、企業登録番号(CNJP)又はパスポート番号を記載することが義務付けされる。その何れも記載が無い場合は,郵便物が輸入禁止となり海外へ返送されたり,返送が不可能な場合は処分されるので注意を要することなどをPPTを用いて説明した。

国際公共政策研究センター(CIPPS)の田中 直毅理事長は、「ブラジルをとりまく世界経済の今後」と題して、中国でも過去10年間に亘って経済動向調査を行っており、ブラジルの経済動向調査は8年間継続した調査。世界的気候変動でクリーンエネルギーの液化天然ガスが注目されている一方で、世界的に石油の需要が減少する傾向にあり、ペトロブラスにとって生産コストの高いプレソルト油田の原油生産には逆風となっている。中国武漢で発生した新型コロナウイルスが世界経済に与える影響として、サプライチェーンへの影響、長期化する可能性のある天然資源価格、特にセメントやアルミは世界の半分を占めているために影響は大きい。

LPGスポットマーケットでは、コロナウイルス発生で価格が下落。米国のシェールガス開発は石油開発より短期でできるが、4-5週間が必要。またシェールガスのアジアでの販売価格は4ドル以下ではペイしない。エネルギーの戦国時代が始まっており、原油から天然ガスに移動しており、今後は効率の悪い油田は閉鎖を余儀なくされる。中国政府が発表する統計では発電量は使えるが、融資残金や鉄道の輸送量はゆがんでいる可能性がある。コロナウイルスの動向いかんでは今後の調査結果が大きく変わる可能性がある。CIPPS調査では中国とブラジル経済を統計的にDual的に比較が可能であるが、より正確な調査結果を得るために60社以上のよりもっと多いほうがベターと調査協力を要請した。平田事務局長は、統計の精度を上げるために、CIPPSアンケート調査への協力を要請。また山下譲二文協副会長が紹介した「徳仁天皇陛下誕生日祝賀会・クラッシックコンサート」のチケットは4枚残っているので、協力を依頼。回答締切日が3月20日迄延期された労働環境改善に関するアンケート調査への協力を要請した。

Yuki Izuoka e Hiroyuki Tanabe

Naoki Tanaka recebe do presidente Toshifumi Murata, placa de homenagem da Câmara

Membros da Diretoria da Câmara e autoridades com Naoki Tanaka

 

 

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