2005年2回目の自動車部会

今年2回目の自動車部会に、移転価格税制問題で悩まされている機械金属部会員を招待、お互いにいろいろな問題点を検討する異業種合同部会となった

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今年2回目の自動車部会(岩村哲夫部会長)に、移転価格税制問題で頭を抱え込んで入る機械金属部会員(佐原忠士部会長)を招待、3日午後4時から会議所会議室に20人が参加、いろいろな問題点が議論された。

また自動車部会と機械金属部会共同で、勉強会を発足しこの問題について継続して検討していくことを満場一致決めた、素晴しい異業種交流の部会となった。

初めに岩村部会長は、「自動車部会の今年の主要テーマであり、直面している頭痛の種である移転価格税制について、すでにこの問題に取組んでいる機械金属部会から、佐原部会長、NSK社から社長で副部会長の杉村氏と中村氏を招待した経緯」を説明した。

続いて犬丸ホンダ副社長が「日伯EPA締結に向けてのアンケート」の中で、自動車部会が指摘した移転価格税制問題の矛盾点、税制の不整備、利益比較法、資本利益比較法や原価基準法(CPL)などについて説明した。

NSKの中村氏は、税務局から受けた移転価格の実地調査、提出データーの作成や証明、当局の課税ステップや問題点、会計監査の対応、交渉代理人の手数料などいろいろ蓄積してきたノウハウを詳細に述べた。

最後の質疑応答では、不明瞭な点が多いこの移転価格問題について、各社の問題点の情報共有化を図るために、自動車部会と機械金属部会共同の勉強会を設けてステップアップしていくことが提案され、満場一致で採決された。

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