2016年4月の懇親昼食会は、2016年4月8日正午から午後2時過ぎまでマクソウドホテルに150人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストとしてJSL社のフェルナンド・アントニオ・シモエス 代表取締役社長並びに関口 ひとみ在サンパウロ日本国首席領事が紹介された。
会頭挨拶で村田俊典会長は、2016年5月以降の懇親昼食会を第3金曜日に変更、2月29日から3月2日にかけてトカンチンス州都パルマス市でカーチア・アブレウ農務大臣出席のもとで開催された第2回農業・食料対話では①ブラジルへの投資環境の改善・整備 ②穀物輸送インフラ改善・マトピバ地域農業開発 ③ブラジルでの日本食普及について意見交換が行われた。
新委員会体制発足として全伯会議所県警強化委員会を新設、企業経営・地場企業推進委員会、総務・企画委員会、日伯交流委員会に名称変更、ICMSの改善、自動車裾野産業協力、AGIR提言について貿投委中間会合開催、第2回/第3回政策対話会議で日本の中小企業支援政策などを紹介、2016年オリンピック・パラリンピック関連では日系主要5団体による邦人サポーター支援委員会設立を準備中、5月10日に税制変更セミナー開催などについて説明した。
連絡事項ではジェトロサンパウロ事務所の大久保 敦所長パラグアイビジネスセミナーご案内について2016年4月19日(火)15:00~16:00(相談会:16:00~17:00)に商工会議所会議室で、パラグアイの投資誘致を所管する商工省からグスタボ・レイテ大臣が参加、同国の魅力や投資優遇制度等を紹介、また、セミナー後にはパラグアイ政府関係者との面談を希望する企業様向けのラウンドテーブル/個別相談会を開催することなどを説明した。
3分間スピーチでは、UNITED AIRLINES INCORPORATIONのアキヒロ・カンダ氏は全日空とユナイテッドはジョイント・べンチャーを行っており、サンパウロ-ヒューストン‐成田便に787機を飛ばして時差ボケの軽い環境を提供、ゴールドカードキャンペーンを今年末まで延長、スターアライアンスのゴールドカードのメリットが享受できると説明、Intelecto RHのデニーゼ・メロ女史は障害者向けリクルート企業でアジアに顧客が多く、また障害者雇用で社会格差を圧縮することなどを説明、菊地 義治 援協(日伯援護協会)会長は、『人間ドックの案内』について、生活習慣予防検診としてリべルダーデ医療センターで日本語での「人間ドック」を始めており、日本進出企業120社が利用、シニアコース並びにマスターコースがあり、オプションとして総合歯科検診なども行っていることを説明した。
NYK LINE DO BRASIL LTDAの宮川 俊介社長は、3月30日に着任したが、サンパウロ勤務前はチリのサンチアゴ勤務、中南米にはトータルで15年間勤務、商工会議所活動に協力したいと説明、JAPAN BANK FOR INTERNATIONAL COOPERATION (JBIC)の安井 豊 リオデジャネイロ首席駐在員は 帰任挨拶で2012年6月に着任、4年間ブラジルに勤務、勤務先にお礼を申し上げたい、皆様にお礼を申し上げたい、ブラジルにお礼を申し上げたいとブラジルの魅力を大いに説明、県連の山田康夫会長は、県連最大のイベントである今年7か月に開催されるジャパン・フェスティバルについて説明、帰国するHITACHI HIGH-TECHNOLOGIES DO BRASIL LTDAの岡崎 昌平氏は2013年3月に着任、帰国後はブラジルの可能性について大いに宣伝したいと述べ、後任の岡村 隆史氏は5月1日付けで社長に就任、2013年10月からブラジルに滞在してブラジルの生活には慣れてきており、またブラジルの可能性を信じていたが、ラヴァ・ジャット汚職問題表面化でブラジル政治の信頼が崩れ落ちたにも関わらず、ピンチはチャンスと信じて頑張りたいと抱負を述べた。
新入会員紹介では半導体製造装置と精密計測機器の製造販売を行うメーカーのACCRETECH DO BRASIL LTDA( TOKYO SEIMITSU) のJoachim Altus氏は、南米の拠点となるサンパウロ支店開設での事業拡大について説明、SOUTO CORREA SOCIEDADE DE ADVOGADOSのAnderson Cardoso氏は、会員企業として日本進出企業のサポートを強力に進めたいと抱負を述べた。
講師歓迎の辞では運輸サービス部会の細谷浩司部会長は、業界最大手JSL社の2代目社長のフェルナンド社長がわざわざ参加して講演して頂くが、60年前にサンパウロ市近郊の蔬菜栽培の中心地のモジ市から野菜を大消費地のリオ市に運ぶ事業からスタート、その後の飛躍的な事業拡大の話について聞けるのは参加者にとって貴重な経験になると説明、フェルナンド社長は、ビデオで同社の事業拡大について説明、南米4か国、ブラジル国内に20州に220支店網を擁して、14配送センターを網羅、2000年以降15年間で売り上げは30倍以上に拡大、レンタカー、都市バス、貨物一般、鉱山向け輸送機械のレンタル、道路輸送、港湾関連輸送事業、、ロジスティック事業全般、鉄道輸送、港湾浚渫工事事業、船舶輸送、輸送監視システム、医療関連輸送事業、食品・飲料並びに鉄鋼・金属、公共事業、都市間交通、化学、農業など16セクターで事業を展開、また社会的貢献として環境保全事業、節水事業、燃料消費削減事業などにも全社挙げて積極的に参加していると説明、村田会頭から記念プレートが贈呈された。
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講演中のJSL社のフェルナンド・アントニオ・シモエス 代表取締役社長
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左から記念プレートを受け取るJSL社のフェルナンド・アントニオ・シモエス 代表取締役社長/村田俊典会長










