2019年度新年会に160人が参加して開催

商工会議所新年会は2019年1月18日正午から2時過ぎまでブルーツリー・ファリアリマホテルに会場一杯の160人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別参加者として野口 泰在サンパウロ日本国総領事/会議所名誉顧問を紹介、会頭挨拶として土屋信司会頭は、過去4年間のブラジルは経済リセッションなどで「おしん」のように耐えていたが、ジャイール・ボルソナロ新政権誕生で、大きく羽ばたかなければならない。ドリア聖州知事に呼び出されてバンデイランテス宮に行ったが、ドリア知事は約束の時間に対応、約束の時間きかっりに終了、こんな政治家は初めてであり、今後期待できると感じた。今後数年後に振り返って2019年はブラジルの大きな転換点であったと思える年になってほしい。日メルコスールEPAを纏めたい。今年はブラジル元年にしたい。ブラジルのルネッサンスとしてEPAキックオフにしたいと常任理事会で承認を得たと説明した。

続いて野口総領事は、昨年11月29日にサン・ベルナルド・デ・カンポス市の海岸山脈地域で宮坂国人財団のプロジェクトとしてイミグランテス街道沿いにエコロジコ公園の開園式に参加。12月5日に総領事公邸で450人が参加して天皇誕生日祝賀レセプション開催、12月13日,ジャパン・ハウス サンパウロで官民合同会議開催、邦人被害発生件数の推移では、2016年から邦人被害が増加傾向で安全喚起を促している。
12月31日,リベルダージ・日本広場で第48回餅つき祭り開催、昨年の地方統一選挙で下院議員に当選した日系のキム・カタギリ議員も参加。2019年の主な行事として、12月31日~1月2日,ブラジリアで山口泰明特派大使のブラジリア訪問、1月8日~10日,佐藤正久外務副大臣のサンパウロ訪問。1月19日~4月28日までジャパン・ハウス サンパウロでArchitecture for Dogs開催、20年ぶりに日本選抜がサッカー南米選手権に参加、サンパウロ市での試合見学の可能性などについて説明した。

鏡開きでは野口総領事、土屋会頭、安田副会頭が参加、乾杯の音頭 は安田副会頭がとった。新年会のおせち料理はTSUKAMOTO KYOKO女史が主導するTEAM JAPANによるブラジルの食材を使った非常に好評を博したおせち料理がふるまわれた。

3分間スピーチでは、JICAブラジル事務所の斉藤顕生所長は、「サンパウロ大学(USP)での日本開発研究プログラムの開始」について、明治維新から150年の今年は日本の急成長の開発ノウハウを後進国の国造りのために、 中南米における知日・親日有識者育成のための日本開発研究プログラム(通称フジタニノミヤチェア)について、プログラム事業概要、開始期間、事業内容などについて説明。平田藤義事務局長は、現代ブラジル事典には姉妹編のポルトガル語版がないので、皆さんの協力での作成サポートを依頼した。

ブラジル日本移民110周年記念祭典委員会の菊地義治委員長は、「移民110周年委員会からの御礼」として、新年会には呉屋ブラジル日本移民110周年大会委員長も出席しているが、私からお礼を述べたい。眞子内親王殿下のご臨席や松永会頭をはじめとした商工会議所のサポートなど総額300万レアルの寄付を得て成功、3月か4月には詳細が報告できると説明。今年は日本移民111年と縁起のいい歳になりそうで、また国士館センターの建設も始まると説明した。

青年会議所会頭のパトリシア会頭は、2018年のJCI会議所活動について説明、また総領事館並びに商工会議所のJCIへのサポートに感謝の意を述べた。 Rodolfo Wada新会頭は、JCIとボランティア活動を通して社会貢献しており、高齢者向けスマートフォン講座開設、リベルダーデ地域の大掃除、駐在員を対象としたブラジルマインドセミナーの開催などを説明した。

2019/20年度常任理事/監事の所信表明として、初めに日伯交流委員長の安田 篤副会頭は、昨年に続いて同委員長を拝命、5年から10年のスパンで日伯の架け橋になる人物を育てたいと述べた。企画戦略委員長の大久保 敦副会頭は、2月末の業種別部会長シンポの副題は、「成長への期待、変化への対応」、日メルコスールタスクフォース幹事としてバックアップ、ブラジル周辺国への関係強化の一環として、4月末にウルグアイ並びにアルゼンチンへのミッション派遣を説明した。

政策対話委員長の村田 俊典副会頭は、4年前から日本政府の補助金を頂いてブラジル政府に対するADIR活動をしてきた。2017年に補助金終了に伴って昨年は自走、今年も4つのワーキンググループ構成でブラジル政府に提言するが、WG以外の参加者を募っていると説明。日伯法律委員長の藏掛 忠明専任理事は、毎月1回の法律セミナーを開催、また年2回程度の日本語による法律セミナー開催を予定していると説明。

企業経営・地場企業推進委員長の鈴木 ワグネル専任理事は、労働法や税制変更などについて労働問題研究会を毎月1回開催しているが、委員会活性化のために参加メンバーを募っていると説明。財務委員長の木下 誠専任理事は、昨年に続いて委員長を拝命、収入増加のために会員増強に努力したいと説明。総務委員長の讃井 慎一専任理事は、総務委員会には安全対策チームがあるが、治安が悪化してきているので総領事館とタイアップしていきたい。また建設・不動産部会と繊維部会の合併による「生活産業部会」の再編成を説明した。

全地域会議所連携強化委員長の松崎 治夫専任理事は、サンパウロ州以外の日系商工会議所との連携強化をする委員長を拝命。監事会議長代理の天野ウーゴ監事は、業務・会計監査を厳しくチェックしたいと説明。幕田監事補欠は、監事としてお手伝いできるのは少ないが、極力協力したいと説明。佐藤監事補佐は2017/18度から監事補欠ですが、何時でも会議所活性化に手助けしたいと抱負を述べた。

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

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