18ヶ月ぶりに経常収支が黒字に転じる

 4月の経常収支は18ヶ月ぶりに黒字に転じて1億4,600万ドルの黒字を計上、特に貿易収支黒字が37億ドルに達したが、過去12ヶ月間ではGDP比1.41%に相当する198億ドルの赤字を計上、昨年の赤字は282億ドルであった。

 中銀は今年の経常収支赤字を160億ドルと予想しているが、今年初めの4ヶ月間の利益・配当の本国送金は世界金融危機の影響で53億ドルまで減少したが、前年同期は124億ドルであった。

 貿易収支では国内の投資減少で設備投資用機械・装置の輸入が減少しているが、輸出ではコモディティ商品価格の上昇で輸出量の減少をカバー、今年初めから5月の第3週までの輸入は25%減少、輸出は20%減少している。

 4月のブラジル人の海外旅行での支出は7億7,000万ドルと昨年10月以来では最も多く、今年4ヶ月間では27億ドルに達しているが、前年同期は35億ドル、海外旅行者のブラジル国内での支出は18億ドル、前年同期は20億ドルであった。{2009年5月27日付けエスタード紙}

 

 

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