2023年下期の第4回フォーラム開催

機械・金属部会及び化学品部会共催の2023年下期の第4回フォーラムは、2023年9月6日午前9時30分~10時30分まで開催。司会は木村委員長が務め、講演者はテーマ:2023年度上期の振り返り並びに今後の展望 副題:ブラジル・中南米における今後の事業展開~ルーラ新政権の経済政策・外交政策を踏まえて~について発表した。

初めに機械・金属部会の三好部会長は、会員企業の状況、事業分野、今年上期の振り返りでは鉄鋼関係、工業設備関係、農業関係及び自動車関係の状況、厳しいビジネス環境から生産事業撤退の可能性、今年の展望では鉄鋼関係、工業設備関係、農業関係及び自動車関係の展望、NovoPAC(新規経済成長プログラム)等で市場需要に期待などについて説明した。

また関連指標と各事業分野の動向では、2020年1月以降のブラジル鉱工業生産の月間推移、土木建設指数、粗鋼生産、電力消費、石油製品・紙パルプ産業、工場用設備・制御機器、建設機械、ポンプ・圧縮機等、自動車産業関連について説明。最後にブラジル・中南米における今後の事業展開~ルーラ新政権の経済政策・外交政策を踏まえて~ではインフレ抑制、金利低下、新外交戦略で脱炭素、グリーン水素・産業への後押しに期待。再エネ関係では洋上風力分野の動向、• 中南米の中国との連携深化を踏まえて事業展開機会を模索などについて説明した。質疑応答では上期は厳しかったが、下期の業界見通が挙げられた。

化学品部会の古賀部会長は、化学品市場トレンドデータ振り返り、事前アンケート集計では22年上期~23年上期及び下期予想として、化学品部会全体、主要個別カテゴリーでは輸送・ヘルスケア・農業・印刷・コンシューマーについてトピックなどについて説明した。

続いて石原副部会長は「ブラジルパーソナルケア市場」について、ブラジルのパーソナルケア市場規模は世界4位で年間平均5.0%成長、ブラジル国内には3413社のパーソナルケア関連企業、各地域のトレンド、各セグメント別の推移、ブラジル人消費者の直近のトレンドなどについて説明。質疑応答では中国産ジェネリック商品に対する対策。ブラジル人の髪質に合った商品が少ないなどが挙げられた。

PDF第4回部会長フォーラム 機械金属部会

PDF第4回部会長フォーラム  化学品部会

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