4月の懇親昼食会に150人が参加して開催

4月の懇親昼食会は、2015年4月10日正午から午後2時までチボリホテルに150人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストとして上田 善久パラグアイ共和国駐箚特命全権大使、福嶌 教輝 在サンパウロ日本国総領事、室澤 智史JICAブラジル事務所 所長、安井 豊JBIC国際協力銀行 代表、菊地 義治サンパウロ日伯援護協会 会長、レナート・イシカワ サンタ・クルース病院 理事長、カミーラ・スツックSTUCK JCI ブラジル青年会議所 会頭が紹介された。

2015年度の企業経営委員会のマルコス・ハニュウ委員長は、企業経営委員会は毎月第4木曜日の午後4時から6時まで40人前後が毎回参加しており、会員企業の人事担当者の参加を促した。

JICAブラジル事務所の室澤 智史所長は、2011年11月から2回目のブラジル勤務でトータル7年5か月間勤務、会議所活動として機能強化委員会のインフラWG長を務め、民間企業の中南米の投資促進するスキームを構築して日系社会と民間企業をつなぐ関係強化に協力しており、日系企業が築いた資産を大切にしてウインーウインの関係を築いてほしいと説明、遠藤聡副領事は着任当時は東日本大震災による影響で日本からの食品輸入では放射能規制解除に取り組んだことが鮮明に脳裏に残っていると説明、蛭子 英稔領事は先週着任したが、厚生労働省の麻薬取締官からの転任であり、少しでも皆様の役に立ちたいのでよろしくお願いしますと挨拶、富島 寛南米支配人 兼 ブラジル住友商事社長は商社マン生活では南米に関係なかったが、ブラジル赴任では部下からうらやましいと言われたが、2週間のサンパウロで生活してその意味が分かったと述べた。

代表者交代挨拶では中村敏幸氏は、デロイトでは62歳でリタイヤしなければならないが、ブラジルで22年間にわたって日系企業をサポートしてきたが、会議所では1999年から2011年まで監事、2014年まで幹事会議長を務め、今後は個人会員として継続して会議所との関係を継続すると説明、後任の森重 秀一氏はロンドンに2回勤務、その後はドバイに勤務、ブラジル勤務は海外4回目であり、日系社会に役立ちたいと抱負を述べた。平田事務局長は現金主義から発生主義に変えてくれたのは中村幹事会議長のおかげであり、また会議所の設備・セキュリティ強化も中村幹事会議長のたまものであると説明した。

村田俊典会頭はコミュニケーション活発化や遠隔地の会員誘致に資する新しいサービスとしてビデオ・カンファレンスシステムの導入としてNTTブラジルの好意で2か月間の無料サービスで金融部会を隔週で実施して効果があれば遠隔の会員にも参加を促すことなどを説明した。

上田 善久 パラグアイ共和国駐箚特命全権大使は、「パラグアイの国情と好転する投資環境」について、パラグアイへの直接投資のメリットとして日系社会の存在 、南米におけるロケーション 、マクロ経済の安定性、 安価で豊富な電力、豊富な若年層人口、輸出における比較優位性があり、日系人口は5800人、『地球の裏側の日本』で完璧なバイ・カルチャー、日系人による野菜・果樹・ 大豆不耕起栽培の普及 、商業・金融・保険・法曹・ 医療等の多くの経済分野 における日系人の活躍並びに当国の発展に貢献しようとする日系人の姿勢に対する高い敬意があり、移住者の貢献度が非常に高い。

パラグアイに進出している日本企業は13社、常石造船、矢崎総業、フジクラ三菱商事、NECなどが進出、パラグアイは総人口が2.8億人のメルコスールの加盟国でブラジル、ボリビア、アルゼンチンと国境を接しており、イタイプーダムやヤシレタダムによる膨大なロイヤリティ収入、国債格付けはブラジルを上回るBB+、クリーン・エネルギー(電力)純輸出は世界第1位、天然甘味料ステビア生産 は世界第2位、 マテ茶生産・輸出 は世界第3位、河川輸送船保有:バージ船2200隻、プッシャー船200隻 は世界第3位 、大豆輸出は世界第4位、キャッサバ澱粉輸出は世界第4位、大豆油輸出は世界第4位、メルコスールの中で最も人件費が安価、マキラ制度やフリーゾーンなど今後の投資チャンスが大いにあると説明した。

最後に帰国する福嶌 教輝 在サンパウロ日本国総領事は2年7か月前に赴任、近藤正樹会頭、藤井晋介会頭、村田俊典会頭と3代の会頭は日系社会と団結して取り組んでいるのがうれしい。またメディカル分科会や機能強化委員会の設立など会議所活動が非常に活発化していることに非常に感謝している。

安倍総理の来伯や岸田大臣はじめ非常にうまくフォローアップできており、また120周年記念では皆さんのおかげで寄付が集まっており、またカーニバルのねぷたの山車では平田事務局長と一緒に乗ったことが良い思い出になっている。ジャパンハウスは来年秋には完成するが、会議所とコンテンツを詰めていきたかったが、良い思い出を背負って帰りますと挨拶、村田会頭から記念プレートが贈呈され、最後の記念撮影には希望者が殺到した。

帰国挨拶を行う福嶌 教輝 在サンパウロ日本国総領事

村田俊典会頭

上田 善久パラグアイ共和国駐箚特命全権大使

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=40558