6月の昼食会に120人が参加して開催

6月の懇親昼食会は2011年6月10日正午から午後2時までチボリ・ホテルに120人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに在サンパウロメキシコ総領事館のホセ・ヘラルド・エルナンデス総領事、社会経済開発銀行(BNDES)環境部門のプリシーラ・カマチョ・バック・マネージャー並びにブラジル日本商工会議所名誉顧問の大部一秋総領事が紹介された。

チボリ・ホテルのマルコ・アマラウ・マネージング・ディレクターが同ホテルはポルトガルに12、ブラジルに2ホテルを擁して、ゴルフ場を抱えており、ポルトガルやブラジル国内のホテルやサービスを紹介、連絡事項では中村敏幸監事会議長が5月19日に実施された2011年第1四半期の業務・会計監査について報告した。

対会議所代表者交代ではマイアミに転勤するブラジル・ユーセン Air&Sea社の関岡信社長、後任の藤原正義社長、5年半のブラジル勤務を終えて帰国するイグアスー・コーヒー社の河野敬社長、後任の清水重人社長、リタイアするブラジル・ダイワ紡績の高木博社長、後任の金屋悦二社長がそれぞれ挨拶を行った。

帰任挨拶では新日鐵の杉山俊美社長は2007年4月に赴任、1日が36時間あればよいと思うほどブラジルが好きになったと帰国を惜しみ、着任挨拶ではホンダ・サウス・アメリカの武田川雅博社長がブラジルは海外駐在6カ国目であると紹介した。

3分間スピーチでウニカンピ大学留学中の福田アイリスみき氏並びに柴田大介氏が「Sao Paulo For Japanプロジェクト」について、東日本大震災の募金活動の一環として千羽鶴作り、震災状況プレセン、日本に住むブラジル人への情報提供の翻訳活動、5円玉を使ったアクセサリー制作、チャリティコンサート開催、集まった義捐金は842.65レアル、そのうち、575.65レアルを日本赤十字社に寄付したことを報告、また今後の活動予定として6月16日に同大学構内で第4回 Prece ao Ventoのワークショップを開催、9月もしくは11月にサンパウロおよびリオで柴田大介氏の指揮でウニカンピ大学のシンフォニーオーケストラとチャリティコンサート開催を予定、会員企業の支援を依頼している。

ホセ・ヘラルド・エルナンデス総領事の講演を前に近藤正樹会頭は歓迎の辞を述べ、同総領事は「メキシコ-ブラジル関係の挑戦と好機」と題して、ブラジルとメキシコのGDP伸び率推移、ラテンアメリカにおける両国の経済的地位、一人当たりのGDP伸び率の推移、ブラジルはBRICs、メキシコはOECD加盟国、2020年にはブラジルは世界5位の経済大国、メキシコは10位以内に入る可能性、両国の貿易額の推移、国際競争力、為替の推移、メキシコ企業のブラジルの投資、ブラジル企業のメキシコでの投資、両国の貿易相手国、両国の貿易協定、両国のインフラ、マクロ経済、教育並びに保健、経済市場規模の比較などについて講演、近藤会頭から記念プレートが贈呈された。

また近藤正樹会頭はBNDES銀行環境部門のプリシーラ・カマチョ・バック・マネージャーの講演を前に歓迎の辞を述べ、会議所環境委員会の内田肇副委員長は講師の略歴を紹介、同マネージャーは「低CO2経済へのBNDES銀行の支援策」と題して、同銀行の事業内容、環境事業に関するクレジット、アマゾンファンド事業内容や目的、9カ国に亘る700万平方キロメートルのアマゾン流域、世界の1/3の熱帯雨林、世界の20%を占める真水、160種族に及ぶインディオ、ブラジルのアマゾン流域は82%が未開発、熱帯雨林伐採防止、ノルウエーやドイツからの資金提供、環境事業へのクレジットの種類や金利などについて講演、近藤会頭から記念プレートが贈呈された。

講演中の在サンパウロメキシコ総領事館のホセ・ヘラルド・エルナンデス総領事(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左から大部一秋総領事/記念プレートを贈呈する近藤正樹会頭/ホセ・ヘラルド・エルナンデス総領事

120人が参加した昼食会

講演者BNDES銀行環境部門のプリシーラ・カマチョ・バック・マネージャーを紹介する内田肇環境副委員長

講演中のBNDES銀行環境部門のプリシーラ・カマチョ・バック・マネージャー

講演者を囲んで記念撮影

東日本大震災の募金活動「Sao Paulo For Japanプロジェクト」を紹介するウニカンピ大学留学生一行

 

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