28~29日のメルコスール首脳会合に出席した松本外相は、30日午前ブラジリアでパトリオッタ外務大臣と日伯外相会談を行った後に来聖した。同日夜に日系主要団体の代表者と懇談後、近 藤正樹ブラジル日本商工会議所会頭はじめ役員諸氏とブラジルの政治・経済情勢に関する意見交換を行った。
平田事務局長は日伯の歴史を振り返り、修好条約締結から116年、またブラジル日本移民から約1世紀を超えた今日まで悲願としていたビザ案件に触れ、今回の外相会談により商用査証の期間延長が話題にあがった事を評価、日伯交流史上「歴史的な事だ」、「涙が出るほど嬉しい」と、外相をはじめ三輪 昭大使、大部一秋総領事他、随行員に対し深謝。
外相の訪伯としては2007年の麻生太郎外相(当時)以来だが、ハードな日程の 中、寸暇を惜しんで精力的に企業家と意見交換をこなす外相の姿を見て「元気と勇気そして希望を貰えた」と参加者一同が感激。 意見交換会の後、一行はガルーリョス空港へ直行、深夜便で帰国の途についた。
意見交換会参加者
外務省一行:松本剛明(たけあき)(外務大臣)、三輪 昭(在ブラジル大使)、水上正史(外務省中南米局長)、大部一秋(在サンパウロ総領事)、吉田朋之(外務大臣秘書官)、星野芳隆(中南米局南米課長)、松永健(大臣官房国際報道官)、品田光彦(総合外交政策局総務課課長補佐)
会議所役員:近藤正樹会頭(伯三菱商事社長)、筒井隆司副会頭(ソニー社長)、村田俊典専任理事(ブラジル三菱東京UFJ頭取)、藤井晋介専任理事(ブラジル三 井物産社長)、江上知剛専任理事(双日ブラジル会社社長)、天野一郎専任理事(ヤクルト商工社長)、 伊吹洋二専任理事(丸紅ブラジル会社社長)、 平田藤義( 会議所事務局長)