8月の懇親昼食会は150人以上が参加して盛大に開催

8月の懇親昼食会は、2013年8月9日正午から午後2時まで150人以上が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストとして物流システム計画公社(EPL)のセザール・アウグスト・ド・ナッシメント補佐官、サンパウロ日本国総領事館の福嶌 教輝在/ ブラジル日本商工会議所名誉顧問、 国際協力銀行(JBIC)リオ事務所の安井 豊所長、JICAブラジリア事務所の遠藤浩昭次長、ブラジル日本商工会議所第15代の田中 信元会頭、文協の木多 喜八郎会長、ブラジル青年会議所のラファエル・ジュン・マベ会頭、日伯文化連盟(アリアンサ)のヒロユキ・ドイ副会頭がそれぞれ紹介された。

連絡事項では、中村敏幸監事会議長は8月5日に開催された監事会で、2013年第2四半期の業務・会計監査では、「2013年の第2四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であった」ために承認したことを説明した。

遠藤秀憲相互啓発委員長は、 40人が参加した2012年7月26日(金)~28日(日)のサンタ・カタリーナ視察見学会には9組の夫婦が参加、ワインの試飲会や牡蠣の試食会などについて説明、また次回の見学会などの参考にするためにアンケート調査の協力を依頼、またサンジョアキン農業協同組合(SANJO)の白ワイン並びに赤ワインを昼食会で提供していることを説明、平田事務局長は見学会は非常に楽しかったと説明、また鴨島さんから届いた紀行文をサイトに掲載していることを付け加えた。

PwC社支援によるビジネス用語集の発行について、Fernando Dantas Alves氏 並びに二宮正人氏 は、 PwC社の依頼を受けて2年間かけて翻訳、非常にやりがいのある仕事であったので活用してほしいと説明、平田事務局長は2007年に企画、日本移民100周年の2008年に出版する予定であったが、会計用語集が先に出版された経緯を説明、またビジネス用語集の発行に多大な貢献をしたPwCブラジル社の日系企業ビジネス・サポートのカロリーナ・サカマ・リーダーにお礼を述べた。

帰国するPWC BRASILの片岡万枝氏は2011年9月に着任、ブラジルに進出を検討している日本企業にとって、ブラジルで1から積み上げていくのは難しいために、M&Aでブラジル企業を買収した方が良いと説明、片岡氏は多くのM&Aを実施、またPWC BRASILには日本語ができる人が5人いるために、今後も大いに活用してほしいと説明した。

JBAC Serviços Administrativos Brasil Ltdaの小幡敬之社長は7月に着任、すべてが新鮮でどういう仕事ができるのかワクワクしており、ビザ取得の仕事で日伯文化の懸け橋になりたいと説明、新入会員紹介ではADEKA BRASIL LTDAの貴嶋長太郎氏は2月に赴任、1917年設立で39カ所の拠点があり、そのうち海外拠点は22ヵ所、化学品関連売上は71%、食品関連売上は29%、酸化防止剤、自動車用の潤滑剤などの事業を紹介、みずほコーポレートの加藤清巳社長は2013年ブラジルウエスト銀行を買収、預金貸出、為替業務を含むホールセールバンキングを展開、ブラジルのみならず南米諸国にも顧客基盤を保有、サンパウロ本店は83名の従業員を擁しており、そのうち派遣職員は7人などと紹介 、DELOITTEの池谷裕一氏並びにはマリリア・カルバーリョ氏は、給与調査について129社を対象に20年間以上実施しており、日本進出企業も調査対象になっていると説明、ALLIED TELESISの小原淳氏は、ネットワーク機器の製造販売、ソフト開発、ソル-ション事業を手掛け、37カ国100拠点で販売サポートを行っており、製造工場は中国並びにシンガポールであることなどを説明、伊吹洋二会頭代行からそれぞれ会員証が手渡された。

二宮正人氏は、サンタクルース病院の慈善コンサートについて、財政再建のために8月19日にサンパウロ市役所のアンシエッタ宮貴賓室で開催される日本のクラシック音楽会について、篠笛の福原一間氏、薩摩琵琶の大野友梨子氏、イビウーナの太鼓グループが共演、音楽会は録音されて2000部のCDを作成、売上はサンタクルース日伯慈善病院に寄付されることを説明して参加協力を呼びかけた。

特別講演を前に伊吹洋二会頭代行が歓迎の辞を述べ、物流システム計画公社(EPL)のセザール・アウグスト・ド・ナッシメント補佐官は 「ロジスティックへの投資プログラムと大西洋~太平洋への物流アクセス」と題して、国道の民営化コンセッションは9カ所の国道で総延長距離は7500キロメートル、主な国道としてバイア州の国道101号線、ゴイアス州とミナス州を結ぶ国道50号線、鉄道の民営化コンセッションは12路線で総延長距離は1万キロメートル、主な鉄道の民営化コンセッションとしてベロ・オリゾンテとサルバドールを結ぶ鉄道やサルバドールとレシーフェを結ぶ鉄道、港湾の民営化コンセッションはアマゾナス州のマナウス、パラ-州のベレン、ペルナンブーコ州スアペ、バイア州のサルバドール並びにイリェウス、ポルト・スール、エスピリット・サント州のヴィトリア、リオ州のイタグアイ、サンパウロ州のサントスやサンセバスチアン、パラナ州のパラナグアやアントニーナ、サンタ・カタリーナ州のイタジャイ、南大河州のリオグランデなどインフラ整備プロジェクトが目白押しであり、海外投資家にとっては非常に魅力のある投資であると説明した。

また空港の民営化コンセッションでは、グアルーリョス空港並びにヴィラコッポス空港、ブラジリア空港が今年2月に入札を実施、リオ市のガレオン空港並びにミナス州のコンフィンス空港が入札予定、またサンパウロ市経由のリオ市とカンピーナス市を結ぶ高速鉄道の民営化コンセッションの入札は9月16日に予定されており、大西洋~太平洋への物流アクセスとして、ブラジルやメルコスール地域からアンデス山脈を越えてチリ経由などの道路整備でアジアとの貿易拡大が見込まれており、輸送コストの削減や時間短縮などが可能となることなどを説明、伊吹洋二会頭代行が記念プレートを贈呈した。

物流システム計画公社(EPL)のセザール・アウグスト・ド・ナッシメント補佐官 「ロジスティックへの投資プログラムと大西洋~太平洋への物流アクセス」

伊吹洋二会頭代行

物流システム計画公社(EPL)のセザール・アウグスト・ド・ナッシメント補佐官

左から物流システム計画公社(EPL)のセザール・アウグスト・ド・ナッシメント補佐官/伊吹洋二会頭代行/サンパウロ日本国総領事館の福嶌 教輝在/ ブラジル日本商工会議所名誉顧問

左から天野一郎副会頭/物流システム計画公社(EPL)のセザール・アウグスト・ド・ナッシメント補佐官/伊吹洋二会頭代行

 

講演中の物流システム計画公社(EPL)のセザール・アウグスト・ド・ナッシメント補佐官

左から記念プレートを贈呈する伊吹洋二会頭代行/物流システム計画公社(EPL)のセザール・アウグスト・ド・ナッシメント補佐官

物流システム計画公社(EPL)のセザール・アウグスト・ド・ナッシメント補佐官を囲んで記念撮影

150人以上が参加した懇親昼食会

 

A-13-08-09-d-001-quivi

左は会員証を手渡す伊吹洋二副会頭/ADEKA BRASIL LTDAの貴嶋長太郎社長

 

Foto: Rubens Ito/CCIJB

 

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=38398