Danilo Iglioriサンパウロ大学経済学教授を迎えて懇親昼食会開催

Danilo Iglioriサンパウロ大学経済学教授をゲストスピーカーに迎えて、2017年11月17日正午から午後2時までチボリホテルに130人が参加して懇親昼食会開催、司会は平田藤義事務局長が務めた。

松永愛一郎会頭は、会頭挨拶でこの1カ月間の会議所の主な活動報告として、10月30日、粟屋政策対話委員長と櫛引JBIC 櫛引首席駐在員との会合開催。 また11月16日、インフラワーキンググループ(斉藤グループ長(JICA))会合では、 8月31日開催された第1回日伯インフラ協力会合の反省会を行い、今後はBNDES(社会経済開発銀行)の担当部局との定期的な会合を持つことが提案された。

11月10日、貿易部会に所属するメディカル分科会(鈴木政行分科会長)開催。先端医療機器製品を迅速且つ適正価格にて医療現場へ提供するための提言や、分科会に絡んだAGIR活動の進捗報告並びに今後の活動計画などについて意見交換が行われたほか、 ANVISAやINMETROへの提言内容の打ち込みスケジュールなどが発表された。

11月8日、山崎 一郎グループ長(味の素)が主導する労働ワーキンググループ主催のブラジル労働法改正セミナーに200人以上が参加して開催。 本セミナーでは、CNI(ブラジル全国工業連盟)の産業政策スペシャリストを招き、ブラジル労働法改正法概要と題して、その背景や目的、そして労働法改正のCNIの視点につき講演。 講演後は組合との団体交渉、労働契約と勤務時間について当会議所会員専門弁護士や地方労働裁判所裁判官らの間で、活発なパネルディスカッションを行った。

その他の活動として、ブラジル日本青年会議所(JCI Brasil-Japão)主催のリベルダージ活性化プロジェクト「RevitaLiba」の一環として、大掃除イベント開催、野口泰在サンパウロ日本国総領事や商工会議所からは安田篤副会頭(日伯交流委員長)が参加。11月6日、ブラジル日本青年会議所(JCI Brasil-Japão)主催のMagazine Luiza社のLuiza Helena Trajano経営審議会会長の講演会がマクスード・プラザホテルのシアターにて開催、400人程参加の大盛況イベントであった。また12月14日にサンパウロ市役所にドリア市長を訪問、またジャパンハウスで官民合同会議の開催などを報告した。

連絡事項では、監事会の坂間カロリーナ監事会議長が2017年度第3四半期の監査について、2017年第3四半期の業務・会計監査は2017年11月9日午後1時から午後3時まで開催され、監事会からカロリーナ・サカマ監事会議長 (PwC)、森重秀一監事(デロイト)、マリオ・サトウ監事(Global Link)、またOrgatec – Organização Técnica Contábil社からタケシ・ミツヤマ氏が参加して開催。 事務局から2017年第3四半期の財務諸表とその詳細について説明、それに対する監事会側からの質問やアドバイスなど受けた。最後に監事会は、「2017年の第3四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であったこと」を承認したことを報告した。

粟屋 聡 政策対話委員長は、ブラジルPortal ÚnicoプログラムとOEA制度に関するセミナーについて、輸出入貨物に係わる通関の簡素化や迅速化、更には脱官僚化を目的に、開発商工サービス省と国税庁が中心になり、貿易業務全般に係わる許可申請書類等の共通提出サイト(Portal Único)プログラムの進行状況、OEA制度については、ANVISAやVIGIAGROなど他省庁機関とのデータの共有について、Portal Únicoサイトからの登録申請が可能になるなど、手続きの簡素化に向けての進捗状況などについて、担当官を招いて12月5日午後2時からマクソウドホテルでのセミナー開催について説明した。

相互啓発委員会の佐藤 智哉副委員長は、商工会議所の2017年の忘年会は12月14日午後7時からチボリホテルで開催、プレミアム企画として1000レアル以上の景品の抽選会を予定しているので、協力を呼びかけた。新入会員紹介ではIRKO ORGANIZAÇÃO CONTÁBIL LTDA.のEduardo Luque氏が、ヴィデオを用いて設立60周年の同社を紹介した。

3分間スピーチではJCIのマルシア・ナカノ会頭は、今年1年間会頭として4月のブラジリアンマインド、6月のJCIの35周年式典、8月のリンスフォーラム、10月のリベルダージ活性化プロジェクト「RevitaLiba」の一環として300人以上が参加した大掃除、Magazine Luiza社のLuiza Helena Trajano経営審議会会長の講演会開催など商工会議所の支援でできたことを報告した。また11月26日にJCI忘年会への参加を招待した。

またDaiso社の大野恵介社長は、100円ショップのダイソーは世界中に4600店舗を擁し、ブラジル国内では今月末に31店舗網羅を予定、ブラジル国内の販売価格は100円では収まらないが、クオリティの優れたものを提供、高級ショッピングセンターであるシダーデ・ジャルディンにも店舗を構えている。サンパウロ市内での店舗展開の経験で、100キロから200キロ圏内であればコントロールが可能と判断して、今後は積極的に店舗拡大を図ると説明。また同社の谷口氏は日系企業とのタイアップについて説明、ダイソーのプリペイドカード利用についても説明した。

Etec Pedro FerreiraのAndré Luiz dos Santos氏は、PPTで生徒総数が1600人に達するEtec Pedro Ferreiraのモジミリン校は企業が必要として率先力のある熟練工の養成で地元の企業から注目されており、また11月22日から23日に開催されるXVIExpoeteフェアなどについて案内した。

特別スピーチとして、Pedro Maciel氏は、ホンダ社並びにヴィラ―レス社、3M社などが進出しているサンパウロ州スマレ市のポテンシャル、地理的優位性、税制恩典などについて紹介した。

松永 愛一郎会頭の講師歓迎の辞に続いて、Danilo Iglioriサンパウロ大学経済学教授は、テーマ「ブラジル経済見通し及び居住用不動産市場概要」と題して、2018年には大統領選挙があるが、ブラジルはすでに経済リセッションから抜け出している。2010年からの一般消費者並びにビジネスマンの景況感の推移、インフレや政策誘導金利の推移、ブラジルのカントリーリスク、ドル為替に対するレアル通貨の変動、投資のGDP比率の推移、財政プライマリー収支、失業率の推移、不動産業界の現状、住宅購入クレジットの変動、FipeZapインデックス、サンパウロ並びにリオ市の不動産価格の変動などについて説明、松永会頭から記念プレートが贈呈された。   

       講演中のDanilo Iglioriサンパウロ大学経済学教授

           会頭挨拶を行う松永愛一郎会頭

Danilo Iglioriサンパウロ大学経済学教授/松永愛一郎会頭

Yuji Kurihara (presidente do Departamento Financeiro da Câmara), Shinji Tsuchiya (vice-presidente da Câmara) e Danilo Camargo Igliori (professor do Departamento de Economia da FEA/USP)

Atsushi Yasuda (vice-presidente da Câmara), André Luiz dos Santos (diretor da Etec Pedro Ferreira Alves, de Mogi Mirim-SP) e Satoshi Awaya (diretor-executivo da Câmara)

Osamu Matsuo (vice-presidente da Sociedade Brasileira de Cultura Japonesa e de Assistência Social – Bunkyo) e Takashi Goto (ex-presidente da Câmara)

 

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