FEIPLASTIC国際見本市がサンパウロで開催

プラスチック製品、化学品、各種化学原料、製造機械設備や金型など2年に1回開催される国際見本市(Feira internacional do plástico)が5月20日~24日までの期間、 Anhembi会場で開催中。平田事務局長は会員企業のUBE Latin America Serviços Ltda.から見本市出展案内を受けブラジルの化学品業界の現状や動向また特に会員企業の出展状況の調査のため見学した。

同見本市には約 800社超える企業が展示、会員および日本関連企業ではUBEをはじめKuraray、Mitsui Chemicals、Produmaster、Adeka、 Sojitz等がビジネス拡大に向け、本社や海外グループから見本市部隊が駆け付け、得意な商品の市場投入を目指し、中にはグループから総勢27人の支援部隊で臨んでいる企業ブースもあった。

特にUBE(森本克二社長、出光 隆ミネラルグループリーダー) 、Kuraray(帆足昭洋社長、汐見悠貴取締役、矢ヶ部信宏(やかべ)アクア販売部主管、ジェネスタ事業部の宗澤裕二氏)、Mitsui Chemicals(岡部雅行社長、安井繁行技術マネージャー、神田(こうだ)拓ゼネラルマネージャー、佐藤新吾機能性ポリマー事業部課長TPXチーム、小野木隆行機能性ポリマー事業部課長ミリオンチーム、樋口康弘ビジネス開発取締役)から展示製品や技術詳細について説明を授かった。

サンパウロ州工業用化学品・石油化学産業組合(Sinproquim)ではその各種セミナーで常にアジア地域との競争力やアンチ・ダンピングなどを問題視し ているが、広範な化学品セクターを包括するこの見本市の活況ぶりからその悲壮感はあまり感じられない。化けの世界、その妙薬(構造改革)の投入が進むに連れて自動車産業をはじめとする市場の大きさからその成長性がさらに大きく期待できる代表的なセクターである。

 

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