Fiespでブラジル-イタリア新パートナー戦略セミナー開催

サンパウロ州工業連盟(Fiesp)で「ブラジル-イタリア新パートナー戦略」セミナーが2010年6月29日午前8時30分から正午過ぎまでイタリアのシルビオ・ベルスコーニ首相、ルイス・イナシオ・ルーラダ・シルヴァ大統領、両国の1,000人以上の企業家などが参加して開催、べルスコーニ首相はルーラ大統領の指導力のもとでブラジルの奇跡的な経済発展でブラジルの将来が非常に明るくなってことを称賛した。

またルーラ大統領はドーハラウンド、保護貿易、自由貿易協定などの問題を指摘、Fiespのベンジャミン・ステインブルック会長代行はルーラ大統領が世界金融危機後の経済刺激政策採用による内需拡大による経済成長などで、3,000万人のブラジル人が消費レベル層入りをした点を強調した。

ブラジルのミゲル・ジョージ開発相並びにイタリアのアドルフォ・ウルソ経済開発相は今後のメルコスールとヨーロッパの貿易パートナシップの進展、両国の投資拡大などについて講演、ジョージ開発相は社会経済開発銀行(BNDES)の調査によると2013年までのインフラ、鉱工業や建設部門への投資は7,350億ドルに達すると説明した。

またジョージ開発相はインフラ整備部門への投資は4,770億ドル、建設部門への投資は2,580億ドル、そのうち1,000億ドルは2014年開催のワールドカップ、2016年開催のオリンピック向けの投資に向けられる。

ジョージ開発相はペトロブラス石油公社は2020年までの岩塩層下石油・天然ガス開発を中心に資本財やサービス部門への投資は4,000億ドルに達すると予想、また、今年のブラジルのGDPの伸び率が6%から6.5%に達するために、イタリアの企業にとっては大きなチャンスになると講演を終え、またセルソ・アモリン外務省も参加、商工会議所からは平田藤義事務局長が参加した。

 

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