HORIBAがオープン式を開催

HORIBA Instruments Brasil Ltda.は6月18日、午後2時からサンパウロ州ジュンジアイ市のMedeiros(メデイロス)区の工業団地内に設立した南米統括拠点の竣工式を盛大に開催した。同社は去る4月にHamilton Ibanesジェネラルディレクターと野間口陽平Financial Leaderが当所を表敬訪問、5月に入会したばかり。

  京都に本社を置く(株)堀場製作所(堀場厚代表取締役社長)は世界各国で、自動車の研究開発、プロセスと環境の計測、生体分析外の医療診断、半導体製造装置の制御・測定をはじめ、科学研究開発や品質測定など幅広い分野での分析・計測機器やシステムを提供、2013年度の連結売上高は1,381億36百万円を誇るグローバル企業だ。

日本以外にアメリカ、イギリス、イタリア、インド、インドネシア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、シンガポール、スウェーデン、スペイン、タイ、中国、台湾、チェコ、ドイツ、トルコ、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、ロシア等に展開。

営業品目は自動車計測機器、環境用計測機器、科学計測機器、医用計測機器、半導体用計測機器の製造販売。分析・計測に関する周辺機器の製造販売。分析・計測に関する工事、その他の建設工事ならびにこれらに関する装置・機器の製造販売が主で中には世界シェア50%を超える品目もある。

ジュンジアイ市の工業団地はカンピーナス行きの高速からのアクセスも便利でサンパウロ市から1時間半の距離に位置。京都を彷彿させる山を背景に、とても工業団地とは思えない。その一角に一際目立つモダンな社屋がオフィースを兼ねた南米統括拠点となっている。

本社の堀場 厚社長他、アメリカ、スペインはじめ同グループから各々の経営陣代表者等が駆け付け、激励の祝辞や世界のHORIBA社員が歌う「One Company Song(本社創立60周年を記念に作詞作曲)」を披露、世界の同グループから熱いメッセージが届くなど京都企業らしいユニークさに満ち溢れたオープン式に約200名(顧客、取引銀行、同グループ代表者、従業員など)が参加した。

Jundiaí市のPedro Bigardi市長をはじめ同市の Gilson Ap. Pichioli 工業促進局長、州政府からはInveste São PauloのSérgio Rodrigues Costa理事や在サンパウロ総領事館の遠藤副領事が、また会議所からは平田事務局長が参加した。

南米統括拠点の竣工式でテープカット 

南米統括拠点の竣工式で参加者が記念撮影

写真提供  Paulo Grégio / PMJ 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=39358