NH Foods do Brasilの開所式に出席

2014年8月4日、NH Foods do Brasil Exportação e Importação de Alimentos Ltdaの開所式が執り行われ、日本ハム本社からも多数関係者が駆けつけ、また会議所から藤井晋介会頭及び平田藤義事務局長が出席した。NH Foods do Brailは4月に当所へ入会した新会員である。「世界で一番の『食べる喜び』をお届けする会社」を企業理念に掲げる同グループは売上の約9割が日本国内 向けだが、企業として今後成長していくための積極的な海外展開を行なっている。同社は7年ぶりのブラジル市場再進出であり、再進出の一番の理由は「活発な 内需の見込み」であり、日本ほど加工品の販売が多くなく商品が単調なことから、これをチャンスと捉えて品揃えと品質で差別化を図っていくという。今後徐々 に工場建設を目指し、現在日本向け月間出荷量の20~30%を同グループが扱っているブラジル産鶏肉や、輸出が解禁されたサンタカタリーナ州の豚肉などを 今後は日本以外の国へ輸出することも視野に入れている。
オープン式では最初、NH Foods do Brasilの西裏昌弘社長が袴羽織の姿で流暢なポル語で挨拶、日伯両語が堪能でブラジルの市場に精通した優秀な今夕の司会役を務める田島氏をはじめ、純ニッケイの松田悟一部長、またアンダーソン・ルーベンス等の現地スタッフを紹介。

創業73年、売上1兆1千億円を誇る食品加工メーカーの大手、(株)日本ハム本社からオープン式に駆け付けた板東冠治執行役員が激励の挨拶、アメリカのデイリーフーズの買収や16カ国で事業展開、さらにグローバル化を進めているグループの現状を紹介。

板東氏は同グループのグローバル展開チームとして小田信夫日本ハム食肉事業部長、太田一司ジャパンフォード代表取締役社長、玉垣憲一ジャパンフード常務取締役、西野新一ジャパンフード海外第一事業部第二食肉部部長、NH FoodsUKの三村康治欧州統括・代表取締役社長、Nippon Meat Packers Inc. Chileの末冨健司代表取締役社長等を一人一人紹介した。

鏡開きでは藤井会頭からブラジルは2040年まで人口が増え続け、ますます高級志向が増えている中、時宜に適った再進出の判断であり、安倍総理も来伯されたばかりで記念すべき目出度い日であると祝辞を述べ、将来、食品加工事業を立ち上げた暁には日本人の口に合う「パキッ」と割れるソーセージを、又お弁当としてお届けしてほしいと乾杯の音頭を取った。

 

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