NTTドコモブラジル 第2回トップセミナー開催

2014年2月17日、NTTドコモブラジルは昨年11月の第1回セミナーに続き、第2回のセミナーを市内のホテルで開催した。

日本から駆け付けた山田隆持取締相談役の開会挨拶の後、DOCOMO USA VPの櫻井雅弘氏からモバイルを活用したスマートビジネスを紹介、同氏はビジネス変革が求められている事やドコモが挑戦するスマートイノベーション、スマートフォンやタブレットの法人市場の伸長について、特に意思決定のスピードの大幅短縮について説明した。

スタッフ育成のためのタブレットの活用例、観光地沖縄でのタブレットを活用した位置情報の事例、SMS一斉連絡サービスとしてタイの日本人学校(生徒数2500人)児童および保護者向け緊急連絡手段や安否確認また「話してホンヤク」の応用例として医療分野や東京5輪開催を挙げビデオ動画で分り易く解説した。

米国モバイルサービスの動向とドコモUSAの活動について前田正明ドコモUSA社長が米国におけるキャリアの現状、スマートフォンの普及活用状況、人口以上の回線数、代表的なキャリアのLTE展開状況、モバイル機器やアプリのトレンド(スマートカー、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ヘルスケアーデバイス、タブレット、スマートホーム、子供向け安心・安全サービス)、DOCOMO USA Wireless MVNOサービス、ホノルルにおけるトロリーバス運行管理サービス、引っ越し見積用アプリ等の事例を紹介した。

なお、ドコモブラジルの大渕博亮社長はブラジルの携帯市場の動向および同社のサービスを紹介、携帯の加入数が2012年の261,807,903台が2013年に271,099,799台に伸長、そのうちプリペイドが78.05%を占めている事やキャリア各社の市場占有率が各々VIVO28.49%、TIM27.09%、Claro25.34%、Oi18.52%である事に加えスマートフォンの普及率について丁寧に説明した。

なお「スマートライフのパートナーへ」の取り組みとしてSMS配信、TEM、位置情報(車両運行管理)、コンテンツ配信サービスを紹介、サンパウロの治安状況に対応すするため2012年11月から検討を開始し、現在実施中の日本人学校生徒向け安心・安全サービスについて紹介。サンパウロ日本人学校の小林俊之教頭はこのサービスを高く評価し謝辞を述べた。

最新のモバイルを活用したビジネスの紹介また世界のトレンドが分るだけに第1回を含め大好評であった。福嶌総領事、坪井経済担当領事、石田JETRO所長の他、会員企業20数社が参加、会議所から平田事務局長が参加した。

( FOTOS: DOCOMO BRASIL)

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