(ZOOM)オンライン機械金属部会

機械金属部会(山田 佳宏部会長) は、2021年3月4日午後1時30分から3時まで25人が参加してオンライン形式で開催、司会は山田部会長が務め、参加者がそれぞれ自社の昨年の回顧と今年の展望について発表した。

昨年の回顧では、COVID-19パンデミックによる鉄鋼メーカーの高炉停止による減産や在庫調整、緊急補助金(auxílio emergencial)支給、産業界の電力消費減少、巣籠需要による一般家庭の電力消費拡大、レアル安による輸入部品の高騰による価格転嫁、堅調な農業部門並びに建設部門による肥料やセメント需要拡大、地方統一選挙向け特需、上半期の自動車産業の生産減少による裾野産業への悪影響などが挙げられた。

今年の展望では、需要増加の一方で部品供給問題の発生による減産、レアル安の為替の影響、オートメ化の需要拡大、レアル安による輸入部品の値上げ懸念、コロナワクチン接種開始も感染拡大懸念、海上輸送運賃の高騰、フォード社撤退に対するGMの投資拡大、困難な資金繰り、脱炭素事業、産業用ロボット活用、米国の232条に基づく報復関税、中国の全国人民代表大会(全人代)の発表内容への注視などが挙げられた。

質疑応答では、昨年のウジミナス製鉄所の高炉事故からの再開見通し。コロナ禍でのブラジルの建機の需要拡大は例外か?、ブラジル農業の好調要因が挙げられた。最後に平田事務局長は、商工会議所の今後の活動に大きく影響を及ぼす定款変更について、5日の定款変更説明会並びに19日に総会への参加協力を呼び掛けた。

参加者は山田部会長(三菱重工 )、三好氏(日立)、秋山氏(日本製鉄 )、加藤氏(メタルワン )、杉本氏(伊藤忠丸紅 )、牧野氏(CBC)、石井氏(CBC)、 岡田氏(コマツ)、 平野氏(タダノ)、井川氏(アマダ)、平野氏(京セラ)、永田氏(MMC Metal )、田野口氏(横河南米 )、二本松氏(TMEIC )、木内氏(出光)、加治氏(出光)、竹沢氏(ユシロ)、脇氏(NSK)、中野氏(NTN)、上田領事(サンパウロ総領事館、)、松平次長(ジェトロサンパウロ事務所)、岩瀬調査担当次長(ジェトロサンパウロ事務所))、平田事務局長、日下野総務担当、大角編集担当

 

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