(Zoom)農務省アタッシェと2回目の意見交換会2020/10/07

ブラジル時間7日夜、農林水産省大臣官房国際部新興地域グループ中南米チームの櫻井国際調整官、南部国際専門官、新名行政専門員、原嶋係員、在サンパウロ日本国総領事館経済班の中野副領事が、平田事務局長と佐々木食品部会長(ブラジル味の素社長)の出席下で幅広く意見交換を行った。

この意見交換会は、ブラジル農務省(MAPA)とのオンライン会議開催を年度内(11月初旬目標)に中間会議として開催したい意向が背景にある。また第5回日伯農業・食糧対話に向けたグローバル・フードバリューチェーンGFVC)の中南米版構築もある。

今回の主なポイントは、前回のフォローアップ会合と位置付け、コロナ禍の実情と日本との対照比較、一般市民の日常生活と活動状況、政治・経済情勢の直近動向(HPブラジル特集)、ブラジルからの穀物輸入に関する日本の食料安全保障、GFVC中南米部会の開催に向けた検討状況、農水省への提案・要望、菅政権下の地域を絞った農産品の輸出促進、在外公館による現地進出企業への直接アプローチ等々について、概ね1時間半に及ぶブレーン・ストーミング(BS)が行われた。

参考:中南米(主にブラジルやアルゼンチン)を対象にしたフードバリューチェーン(FVC)構築の重点範囲は、複雑な税制の改善、外貨規制の緩和、許認可等に係る煩雑な諸⼿続きの改善(通関や各種⼿続の統⼀化、透明化、簡素化、迅速化等)を通じたビジネス・投資環境の改善、スマート農業技術等の導⼊・活⽤を通じた農畜産物の⽣産・加⼯の効率化や⾼付加価値化等の推進が含まれる。加えて伯亜両国には世界最大の日系社会(約210万人)の存在がこのFVC構築に組み込まれている。
(表敬訪問 http://jp.camaradojapao.org.br/news/visitas-a-camara/?materia=21183

櫻井 国際調整官

Foto: Rubens Ito / CCIJB

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