部会長 : 江口 信彦
1999年の回顧と2000年の展望
電気電子部会は幅広い業種で構成されています。そのため部会の中を4つの分会に分けています。
各分会の分類は次の通りです。( )内は分会長。
第一分会 「家電および耐久消費財」
(パナソニック・ド・ブラジル 喜多川雅彦)
第二分会 「部品」
(TDK ド ブラジル 鈴木雅博)
第三分会 「通信・電力・産業
(Industrias Hitachi 出石峯敏)
第四分会 「精密・事務機器・輸入販売」
(ミノルタ・コピアドーラ・ド・アマゾナス 北野孝明)
本レポートは各分会の回顧と展望を報告します。
1.第一分会「家電及び耐久消費財」
(1)99年の回顧
99年年初の通貨の大幅切り下げで輸入商品や部材が急騰し、このコスト吸収のために販売価格を是正した。この結果、購買力を相対的に低下させて需要が激減した。商品別の需要は98年比でTV:63%、VCR:55%、オーディオ:85%、電子レンジ:73%であった。
カラーテレビ、VCRは96年のピークに比べてそれぞれ56%減、59%減になった。
加えて稼動損も重なり収益性も一段と悪化した。さらに大手販売店(アラプアン、マッピン)の倒産でメーカーは大きな不良債権を抱え、海外から資金調達しているメーカーは通貨切り下げで大きな打撃を受けた。
しかし、他方、厳しい価格競争とブラジルの国際競争力が一挙につき、世界最激3.第三分会「通信・電力・産業」
第一分会のアンケート結果では99年の販売