動き出した委員会活動
環境安全対策委員会の05年度第1回防犯安全対策会議を開催
1 月6日午後ブラジル日本商工会議所において、同防犯安全対策チームは
1、「海外邦人安全対策ワークショップ」の実地調査、講演会(1月20日、21
日)への会議所からの支援、アプローチ
2、防犯安全情報交換
3、同対策チームの05年度活動基本計画
について、2時間を超える意見の交換が活発に行われた。
1、「同ワークショップ」について、サンパウロ総領事館の大熊博文領事は、
海外邦人安全指導をメイン業務にしている(株)ジェイ・エス・エスの佐々木泰幸
氏を招いて、下記の日程、実施内容や講演会について説明した。
① 開催日・日程
(1)1月20日 午前中は日本人学校を訪問し、安全点検や指導を行う。
午後は 2 邦人企業訪問及び駐在員住居や通勤路のチェック。
(2) 1 月21日 午前 10 時- 12 時 総領事館 3 階多目的ホールで、安全対策に
ついて講演会を開催する。
主な内容は・要注意の犯罪と対策
・ 銃器使用の強盗、カージャック対策
・ 電撃誘拐
・ 電話による恐喝・恐喝
・ その他の街頭犯罪
・ 住居に対する強窃盗
について模擬演習や質疑応答などに十分な時間を用意している。
(3) 1 月 21 日 午後は邦人の利用率が高いショッピングセンター、リベルダー
デ界隈やパウリスタ通り周辺を視察する。
2、防犯安全情報交換ではサンパウロ総領事館が実施した「安全対策アンケー
ト」の調査結果について大熊領事は次ぎのように説明した。
アンケート調査には 82 社から回答があり、防弾車の保有率は72%と 2 年前の調
査結果と変わっていない。身辺警護員の配備では7.3%と非常に低い配備率。会
社建物に対する警備では大半は防犯対策をしているが、なかには対策を講じていな
い企業もある。また住居の安全対策では、警備上一定の基準を設けている企業が2
5%と前回調査から半減しており、住居選択を個人の判断に任せる傾向が強くなっ
てきている。最後に総領事館の安全対策として、昨年 8 月からサンパウロ安全対策情
報(被害速報)を発行している。また電子メールによる在留邦人やその家族に対す
る速やかな安全情報提供の希望者は、総領事館のメールアドレス
cgiregistro2@arcstar.com.br に氏名、生年月日、送付を希望するメールアドレスを
明記して送付するだけで自動的に情報が受けられる。
3、 05 年度活動基本計画について、 2 月 24 日開催の第 2 回会議に、具体的なアク
ションプランを話し合う。
・ 防弾車メーカーの訪問や専門家によるセミナー開催
・ 安全トレーニング会社の見学、訪問
・ 軍警による安全セミナー開催
・ 新規駐在員向け安全ガイドの作成及び参考資料の入手
などについて、メンバーが手分けして調査することを決めた。
防犯対策メンバーは、鍋島直裕(ホンダ)
大熊博文領事 サンパウロ総領事館警備班
長田圭作(丸紅)
友岡勇次(東京海上)
COJI YANAGUITA( LIFESEC-SIST. )
平田藤義事務局長 ブラジル日本商工会議所