今年初めての化学品部会が1月31日午後3時から開催され、活動方針、部会長懇談会用レポート作成や副部会長選任を行なった
今年第1回目の化学品部会(板垣義実部会長)が、1月31日午後3時から6時まで商工会議所会議室に12人が参加して開催された。
初めに板垣部会長が日伯EPA共同研究分科会、移転価格税制検討委員会及び日系移民100周年記念祭典分科会について説明、化学品部会からの正・副委員を紹介した。
続いて2006年度の部会活動方針として、定例部会での共通問題抽出時間の拡大、日伯EPA共同研究分科会、移転価格税制検討委員会及び日系移民100周年記念祭典分科会への積極的参加、会員会社や工場訪問を兼ねた部会の開催などを説明した。
また部会長懇談会用資料作成のアンケートはすでに集計されていたが、参加者が2005年の回顧及び2006年の展望についてそれぞれが報告した。
2005年度の化学業界にとって、国際石油価格上昇による樹脂やプラスチック原料の高騰、南部諸州の旱魃及び為替による農家の経営悪化による業界への影 響、安価な中国輸入品の急増、労働問題、薬局の大型チェーン化による価格競争の激化などが報告されたが、今年は大統領選挙による紙や筆記具の需要拡大や道 路網修理による舗装道路用ペイント塗料の需要などブラジル特有の特需に感心していた。
最後にパイロットペン社長の後藤副部会長の後任に、住友化学の松尾社長が満場一致で新副部会長に選任された。
参加者は板垣部会長(スリーボンド)、後藤副部会長(パイロットペン)、松尾新副部会長(住友化学)、藤崎氏(ダイカラー)、河田氏(久光製薬)、渡辺氏 (三井物産)、溝口氏(日曹)、川島氏(双日)、中村氏(高砂香料)、諸泉氏(播磨化学工業)、金沢サンパウロ総領事館調査員、平田事務局長 (順不同)