電気電子部会(松田雅信部会長)は7月20日午前10時から商工会議所会議室に11人が参加、8月3日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成を検討し合った。
進行役は盤若幸雄副部会長が務め、参加企業代表者が自社の2006年の上半期の回顧及び下半期の展望について発表、上半期はワールドカップの影響、利用しやすくなった分割払い、最低サラリーアップなどで低所得者層の購買力アップで全般的に前年度を上回ったが、EMS向け取引での税制障害、DVDや音響製品は中国産OEM完成品輸入が増加、為替の影響でグローバルソーシングの進展で輸入部品にシェアを奪われた会社などは業績が悪化した。
下半期の展望としては、大統領選挙にも関わらずコモデティ価格の上昇、石油の高騰、価格競争、不均衡な為替相場など不安材料は山済みしているが、コストダウン、販売拡張や綿密な市場調査の実施などで、乗切る企業が多くを占めた。
ブラジル政治経済の下期の展望としては、どちらの大統領候補が政権をとっても大きな変化はなく、適正な為替相場に期待している経営者が大半を占めた。
参加社は盤若副部会長(NEC),篠原氏(パナソニック)、松居氏(古河電気工業),ドイ氏(古河電気工業),三好氏(プリモテッキ21)、田中氏(村田製作所)、御園氏(TDK),土肥サンパウロ総領事館領事、平田事務局長