今年下半期の業種別部会長シンポジウムが8月3日午後2時から開催、100人以上が各業界のプロのプレゼンテーシ

今年下半期の業種別部会長シンポジウムが8月3日午後2時から開催、100人以上が各業界のプロのプレゼンテーションに熱心に聞入っていた

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総務委員会(松田雅信委員長)および企画戦略委員会(宮田次郎委員長)共催の今年下半期の業種別部会長シンポジウムが8月3日午後2時から5時30分まで、クラウンプラザホテルで開催され、11人の業界を知り尽くした部会長や部会長代理が2006年上半期の回顧および下半期の展望や部会個別テーマについてプレゼンテーションを行い、質疑応答では核心をついた解答を返していた。

司会は松田雅信が担当、シンポジウムの進行方法や名称が業種別部会長懇談会からシンポジウムになった経緯などを紹介、続いて田中信会頭がシンポジウムの歴史、シンポジウムの一般公開、下期のブラジルの経済政治の推移、日伯EPA分科会、100周年分科会、企業の社会的責任分科会、CDM分科会などのニーズに応えるために設立、会議所活動が活発化してきていることを述べた。

続いて西林万寿夫総領事は、両国首脳の相互訪問やBRICs効果で日本からの大臣の来伯が相次いでおり、エタノール工場の見学希望が多い。6月末に竹中総務相が地上デジタル放送の日本方式採用の調印式に出席、今後も大臣の来伯が相次いで予定されており、 2008年からのEPA締結への動きなどについて説明、益々両国の政治経済が緊密化していくが、各企業は個別の問題を抱えていると思われるので、総領事館や大使館に気軽に相談をして下さいと結んだ。

シンポジウム発表順

1.コンサルタント部会 渡邊裕司 部会長
2.金融部会 福田勝美 部会長
3.貿易部会 中村純一 部会長
4.化学部会 板垣義美 部会長
5.機械金属 嶋末繁 部会長
     
コーヒーブレイク
     
6.繊維部会 今西暉夫 部会長
7.食品部会 永野昇二 部会員
8.電気電子部会 松田雅信 部会長
9.建設不動産部会 阿部 勇 部会長
10.運輸サービス部会 丸山 亘 部会長
11.自動車部会 岩村哲夫 部会長

シンポジウム終了後、ブラジリア大使館の大竹 茂公使は、業界のナマの声が聞かれて非常に参考になった。7月に帰国した堀村隆彦大使は地方での経済セミナーを盛んに開催して、地元の経済人や政治家と大いに交流を図ってきたことが地上デジタル放送の日本方式採用の後押しとなったのではないか、またエタノール関連プロジェクトの動き、ハイテク産業や環境保全分野での技術協力、 2008年を契機にEPA締結などを含めての両国関係の再活性化が加速される可能性を述べた。

最後に司会を務めた松田雅信総務委員長は皆さんのお陰で稔りあるシンポジウム開催できたことに感謝の意を述べてシンポジウムは閉会したが、素晴しい進行役を担った松田総務委員長の時計の針は、閉会予定時間丁度の5時30分をさしていた。

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