8月の懇親昼食会が8月18日正午から、インターコンチネンタルホテルに117人が参加、西川りゅうじん氏が「ブラジルを日本でブレイクさせよう~2008年は日本移民100周年」を講演した。
2003年11月の懇親昼食会で「勝ち組,負け組み」と題して講演、大好評だった西川りゅうじん氏は、西川の苗字はよく漫才師に間違われ、先生とは先に生まれる人であり,ここでは私は後生ですと笑いを誘い、日本からの30時間のフライトは大変だったが、空港へ降りたとたん、あっちはボニータ、こっちはシンパチカでうろうろ、機中では暇を持余して、ついつい焼酎を飲みすぎてアルチュウーハイマー気味になっているが、ピンガは上手いと爆笑になった。
今、日本ではブラジル商品ブームの兆しが出てきており、2年後は日本移民100周年で大きなチャンス到来となるので、商品に付加価値を付けてブランド化すれば爆発的の売れる可能性もあり、また日本には28万人のブラジルからの出稼ぎがおり、ブラジルは世界最大の日系コニュ二ティがあるので、チャンスをゲットして欲しいと強調した。
日本市場を読み解くキーワードはあいうえおであり、あ=安全・安心であり、シンドラーのエレベーター、雪印ブランドも企業のコンプライアンス関連で地に落ちたし、村上ファンドもダメになった。
い=癒し、スローライフスタイルを提案する月刊誌「ソトコト」やLOHAS関連書籍が、売れており、特に2007年から一斉に定年を迎える団塊世代は,金も時間もあるから金時族と呼ばれ、不良長寿を目標に生きれば日本は元気になるといわれていますが、ブラジル人を見ていると皆ハッピーに見え、プータンの国家目標である国民総幸福(GNH)が先行しているのではと思える。
う=旨い,エ=選ばれる、お=おもてなし、お客様の立場に立って考え、一時が万事で小事を重くみて、一生懸命に取組むことです。ビジネスはWin Win Win=売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よしがベストであり、売り手と買い手が良くとも、世間が許さない事業が長く栄えた試しはないとビジネスのキーワードを説明して大きな拍手で講演を終えた。
懇親昼食会の司会は平田事務局長が務め、初めに講演者の西川りゅうじん氏、西林万寿夫サンパウロ総領事、武田幸子副領事がそれぞれ紹介された。続いて福田勝美金融部会長が、31日に開催される金融セミナーの案内をした。
代表交代ではSumidenso社の栗田誠四郎社長および渡部祐新社長、NHKファスナー社は鷲頭三郎社長および山内正直新社長、資生堂は植木健裕社長,ウジミナス社は中川博之晋社長、三菱商事の佐々木修晋社長がそれぞれ帰国および赴任挨拶を行なった。
3分間スピーチでは日本語センターの谷広海理事が日本語センターへの協力,栗原猛氏がドミンゴ・コンサートの案内、ナカジマ・ヒデノリ氏がFedexの新サービスについて案内を行なった。