国際ファイナンス協会(IIF)では、海外直接投資金,国債や株への投資金、海外資金調達金などを含む、今年の海外からの流入資本金から海外への投資金を差引いた純流入資本金総額は、前年比118%増加の287億ドルが予想されている。
ブラジルはラテンアメリカ地域では最も株投資金が流入しており、海外からの投資金に対する減税やドル安の為替傾向で、今年はブラジル企業の社債発行に対して、50億ドルの資金流入が見込まれている。
今年第1四半期の債務や株投資へのポートフォリオ資金は、前年同期の63億ドルから90億ドルと大幅に増加、昨年の海外投資家のサンパウロ証券取引所への投資総額は、GDP比8.7%に相当する770億ドルであったが、今年は10.8%相当の1,150億ドルまで上昇すると予想されている。
昨年の海外からの直接投資金は124億ドルであったが、今年は190億ドルと大幅増加が予想され、ラテンアメリカ地域へは、前年比61.5%増加の420億ドルが投資されると見込まれている。(5日付けエスタード紙)