サンパウロ州砂糖キビ加工業者連合(Unica)のカルバーリョ会長及びセーラ州知事は、4日のサンパウロ・エタノールサミット会場で、州令11241号で取決められていた砂糖キビ収穫時の火入れ禁止を2021年から2017年に前倒しするプロトコールにサインした。
この禁止令は機械で収穫できるエリアを対象にしているが、12度以上の傾斜地は対象となっていないが、このエリアでの火入れ禁止も2031年から2017年に前倒しされた。
今年のサンパウロ州内の砂糖キビ栽培面積は420万ヘクタールや予想されているが、そのうち90万ヘクタールのみが機械での収穫であるが、2014年には栽培面積の50%が機械化されると予想されている。
しかしサンパウロ州内100%及びその他の州の50%のエリアで火入れ禁止されると、環境問題や不正規労働などは軽減するが、砂糖キビ栽培が盛んな中西部や南東部地域では16万5,000人が失業する。(5日付けエスタード紙)