アルゼンチンの天然ガス不足は輸入ポリエチレンに影響

 寒波に見舞われているアルゼンチンでは天然ガス供給を家庭用に優先しているために、工業用天然ガス不足でダウケミカル社のポリエチレン生産に支障をきたしている。

 アルゼンチンのダウケミカル社のポリエチレン生産は年間65万トンで、そのうちの1/3近くが、食品包装用プラスチックとしてブラジルに輸出されており、今のところ6%の減産となっているが、寒波が継続すれば今後さらに影響を受ける。

 今年4ヶ月間のブラジルのポリエチレン生産は、前年同期比6.5%増加の79万6、300トン、輸出は53.6%増加の28万トンであったが、輸入はマイナス6.2%の9万5、300トンとなっている。(18日付けヴァロール紙)

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