今年の製造業への投資は、生産能力増強のための機械・装置投資ではなくて、生産能力維持やメインテナンスの投資であり、ドル安の為替で価格競争力を失っている輸出メーカーは投資を控えている。
通商局(Secex)の統計では、今年初めの4ヶ月間の資本材用部品の輸入は前年同期比97%増加の12億ドルであったが、生産設備投資用機械・装置の輸入は26%増加の20億ドルに留まった。
社会経済開発銀行(BNDES)のエコノミストも為替の影響で、製造業の投資が落込んでいると見ているが、今年第1四半期の投資は前年同期比7.2%増加している。(19日付けエスタード紙)