4月のプライマリー収支黒字は政策金利の低下で235億レアルを記録したために、公的負債は1兆790億レアルとなり、1999年4月のGDP比43.7%に次ぐ44.4%の低率を記録した。
また4月のプライマリー収支黒字は112億レアルとなり月間記録を更新、今年初めの4ヶ月間のプライマリー収支黒字はGDP比6.51%、また4月の最終12ヶ月間ではGDP比4.22%であった。
4月の大幅なプライマリー収支黒字の要因として、個人所得税の納税開始、3ヵ月ごとの法人税の納税、またテレコンファンド(Fistel)からの18億レアルの納税も大きく黒字幅を上げた。
今年初め4ヶ月間のブラジルのプライマリー収支黒字は507億3,200万レアル、そのうち中央政府は332億9,700万レアルで、内訳は国税庁475億4,000万レアルの黒字を計上したが、中銀は−1億9,500万レアル、社会保障院(INSS)は−140億4,800万レアルとそれぞれ赤字を計上している。(20日付けエスタード紙)