先月から続く記録的な寒波に見舞われているアルゼンチンでは、電力統制が25日間も続いて鉱工業界の生産が20%も低下して、今年の貿易収支黒字は15億ドル減少すると予想されている。
2003年からアルゼンチンの平均経済成長率は、9.0%と大幅に増加しているが、2002年から新規の石油や天然ガス採掘投資が行なわれておらず、アルゼンチン政府はボリヴィアからの天然ガス輸入に切り替え、チリへの輸出を中止、ヴェネズエラからのジーゼル油やブラジルからの電力輸入で賄ってきた。
今年の電力需要は好調な経済成長で、前年比22%増加しているが、供給は僅かに1%増加しただけであり、また昨年はブラジルから700メガワットの電力を輸入したが、先月だけで500キロワット輸入したが、ボリヴィアから77億立方メートルの天然ガス輸入は50万立方メートルに削減されために、益々厳しくなる。(25日付けエスタード紙)