鉱工業の43セクターのうち21セクターは為替の影響を大幅に受け、またドル換算による人件費の高騰で、生産性が悪化しており、国内では安価な輸入品、輸出は為替による影響で競争力を失っている。
1996年と2005年の一人当たりの生産性は、鉱工業全体で31.9%上昇したが、製造業は29.4%に留まっているが、鉱業は137.1%と大幅に上昇した。
益々ドル安に傾く為替の影響で、今年5ヶ月間の繊維・衣料業界の輸入は、前年同期比46.85%上昇したが、輸出は僅かに0.6%の伸びにとどまっており、貿易赤字は3億4,900万ドルを記録、今年初めの4ヶ月間だけですでに8万人を解雇している。
1996年と2005年のセクター別の生産性比較では、情報機器関係が−47.3%、衛生用品・香水-1.9%、履物-2.6%、衣料−22.1%、繊維−13.5%、家具−3.9%とそれぞれマイナスを記録した。
コークス・石油精製・アルコール生産は431.4%、製鉄323.2%、紙・パルプ121.1%、砂糖精製71.3%、建設69.6%、電力エネルギー装置63.1%、バス・トラック59.5%がそれぞれ大幅に生産性を上げている。(25日付けエスタード紙)