G-20の足並みが揃わない

 先週、ポツダムで開催されたドーハラウンドG4会合が決裂、発展途上国の代表であるブラジル及びインドの会合継続拒否に対して、ヴェネズエラ、キューバ並びに南アフリカは支持を表明しているが、G−20内では不協和音が出ている。

 ブラジル及びアルゼンチンは工業製品輸入関税の切り下げ幅50%を主張しているが、メキシコ、チリ、コスタリカ、ペルー並びにコロンビアは60%までの譲渡を主張している。

 25日にジュネーブでは、ラテンアメリカ諸国並びにタイ、シンガポール及び香港の9カ国のグループが、2008年からの実施のためには発展途上国の60%までの工業製品輸入関税切り下げに対して、先進国は農業補助金削減の75%までの削減の妥協案を提示している。(26日付けエスタード紙)

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