TQMやジャストインタイムを実践するノン・トレイダブル業界

6月27日、事務所やショッピングなどの装飾デザインやレイアウトを手がけているMARCAPのマーケティングと営業の担当部長(各々 Flávia Pascoal女史,Marcelo Casanova Lotito氏)が、ある種のプロジェクトの発注にあたって、何を優先して意思決定をするのか、そのプロセスは何なのか調査のため会議所を訪問、平田事務 局長に色々質問した。

この様な業種・業界の地場企業が熾烈なビジネス競争に勝ち残る為、顧客の意識などを積極的に実態調査するのは珍し い。特に不動産やサービス業界のノン・トレイダブルな世界とは言え、地場の企業にも日本の品質マネージメント意識を持ちQ(品質)C(コスト)D(納期= 工期)+S(サービス)がしっかり定着しつつある様だ。

Marcelo氏は日本のTQM(トータル・クォーリティー・マネージメント)や ジャストインタイムにも精通、戦後の日本復興に貢献したデミング博士やジュラン博士の著も勉強したとの事だが、ノン・トレイダブルな世界の一部にも確実に 自由化の波が押し寄せているかも知れない。

 

070627 Marcap

調査訪問したフラヴィア・パスコアル女史/マルセロ・ロチット氏

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=30725