今年6月15日までのドル流入は428億8,700万ドルに達して、昨年の累計372億7,000万ドルをすでに上回っており、今年は470億ドルから570億ドルの流入が見込まれている。
ドル流入リズムが速くなっている要因として、輸出業者が更なるドル安の為替で損出を最小限に留めるために、なるべくはやく輸出代金を回収しており、6月の15日間のドル流入は、ミッタル・スチールのアルセロール小株主への支払い50億ドル流入で78億2,100万ドルとなり、5月の69億4,400万ドルを上回った。
また6月のドル介入は106億8,200万ドルに達して、外貨準備高は1,471億100万ドルとなり、今年の上半期だけでも612億6,200万ドル増加して、昨年の外貨準備高を上回ったが、ドル介入による為替スワップによる赤字は47億5,200万ドルに達している。(5日付けエスタード紙)