今年上半期のブラジル企業の株式発行による資金調達は、127億4,000万ドルに達して前年の99.7%とほぼ倍増、そのうち株式公開(IPO)による資金調達は、前年同期の2倍の92億5,000万ドルに達しており、今年はIPOで190億ドルの資金調達が予想されている。
IPOによる資金調達は、米国及び世界の消費の牽引となっている中国経済の好調に後押しされて世界的傾向になっており、今年上半期は807社がIPOで1,386億ドルの資金を調達、そのうちの31社はブラジルでのIPOであった。
今年上半期の業種別の世界のIPOは金融部門が24.6%でトップ、不動産13.3%、エネルギー11.5%、鉱工業11.2%、消費財9.5%、最先端テクノロジー8.1%となっている。(5日付けガゼッタ・メルカンチル紙)