5月の鉱工業は14州中10州で増加

 5月の鉱工業成長率は、設備投資用機械・装置及び自動車工業に牽引されて、調査対象の全国14州の内10州で前月を上回っており、特に鉱工業の盛んなサンパウロやミナスが堅調であった。

 全国の鉱工業生産の40%を占めるサンパウロ州は前月比1.3%増加、全国の前年同月比はマイナス4.9%と大幅に低下したが、サンパウロ州は設備投資用機械・装置、自動車及び家電などの資本財を中心に3.2%と大幅に増加した。

 パラナ州は前年同月比では自動車12.1%、機械・装置は22.2%増加、ミナス州の自動車工業では8.5%増加したが、アマゾナス州は為替によるセルラー電話やテレビの輸出が不振に陥っている。

5月の州別鉱工業成長率はゴイアス州が前月比6.1%でトップ、セアラー及びサンタ・カタリーナ州は3.4%、パラー2.5%とそれぞれ増加したが、アマゾナス州はマイナス2.5%、南大河州−1.1%、パラナ−0.7%、リオ州は−.2%とそれぞれマイナスを記録した。(10日付けエスタード紙)

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