ブラジルの製鉄業界、電気・電子、機械並びに石油化学業界の寡占化が最近10年で大幅に進んできており、1994年のペトロブラスの石油化学部門は43%であったが、2005年は59%、今年初めのイピランガ社のブラスケン及びウルトラグループとの共同買収で、寡占化が63%まで進むと予想されている。
1995年から2007年上期のブラジルの化学・石油化学部門の買収案件は180社の上っており、機械部門の寡占化は最近10年で43%まで達しており、特にWeg社は6.1%から23.3%とマーケットシェアを拡大している。
製鉄・金属部門はナショナル製鉄(CSN)、ゲルダウ、ウジミナス並びにアルセロールの4社で2/3を寡占しているが、自動車業界は逆に新規参入メーカーが相次いだために、大手各社のシェアは減少している。(16日付けエスタード紙)