金融株が下半期の牽引車

 今年上半期のサンパウロ証券取引所の製鉄・金属部門の株価は、ドル安にも関わらずコモデティー価格高騰で平均株価が55.7%と大幅上昇して牽引車となったが、今後の大幅な株価の上昇は期待できない。

 しかし政策金利低下のサイクル調整で、国内マーケットと関係の深い上半期余り値上がりしなかった金融関係、特に銀行株や保険会社関連株の上昇が予想されている。

 上半期の業種別の平均株価の値上がり率のトップは家電の145%、製鉄・金属部門に次いで繊維45.2%、建設部門が35.9%とそれぞれ大幅に上昇したが、テレコン27.6%、金融部門は27.2%とサンパウロ平均株価指数(Ibovespa)29.9%を下回った。(17日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

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