WTOはドーハラウンド継続のために妥協案提示

 1ヶ月前にドイツのポツダムで行なわれた世界貿易機関(WTO)ドーハラウンド交渉の代表者会議が決裂、年内の成立のためにWTOは17日にジュネーブで発展途上国に対して妥協案を提示した。

 ブラジルの工業製品平均輸入関税を現在の29.8%を60%切下げて13%、アルゼンチンは30.6%から13%、インドは39.3%から16%、メキシコに対しては34.9%から14%と65%の切下げ案を提示している。

 発展途上国の大幅な輸入関税切下げに対して、欧州連合は一部の製品を除いた農産物に対する輸入関税の66%から73%、米国は年間の農産物補助金を130億ドルから164億ドルに下げる妥協案を提示している。(18日付けエスタード紙

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